2023年3月14日 20:00 CAT :
       

退屈でギターを手にしたあの日から変わってしまったBaby Blue

昨日は1日に4件も打ち合わせがあって、さすがに脳みそが腐って耳から垂れてくるかと思った。

ただ、いくつか大きいお仕事の話をいただきまして・・・本当にありがたい限りでございます。本当に感謝してもしきれない。こんなオレなんかに居場所を与えてくれた、全ての環境に感謝しかない。ありがとうございます。

そんな毎日を過ごしております。

会社もそろそろ3期目に入る。起業から5年以内に90%の会社が倒産すると言われる令和日本で果たして、オレの会社は5年を超えて存在するのか!答えは神と言うか、龍のみぞ知る。

さてさて。

先日、不意に見つけて衝動買いしてしまったCDがある。

かつて日本に存在していた「ヒステリックブルー」と言うバンドのファーストアルバム「baby blue」でございます。

高校時代、組んでいたバンドでボーカルやってた「くろすけ」と言う女がこのバンド好きで、何曲かこのバンドの曲をコピーしたんだよ。

そのライブ付近でこれと次のアルバムは本当にアホみたいに聞き込んだと言う、ちょっぴり甘酸っぱい青春の思い出があったりする。

実に20年ぶりくらいに聴いてみた。

聴いていると、実にあの当時を思い出して、何ともアンニュイな気持ちに浸るじゃあないか。

それはそれは良い体験なので、何も言う事はない。

ただ、このCDは現在廃盤になっている。流通していたものも全て回収され、永久に売られることはない。(中古市場にはたまに流れてるけど・・・)

このバンドのギタリスト、ナオキはこのバンド活動中にレイプ事件を起こした。と言うか、つい最近にもレイプ事件を起こした生粋の本当にどうしようもないクソ性犯罪者。

その為に、バンドはもちろん解散。ついでに、ヒステリックブルーのアルバムも全て廃盤、回収となってしまったんだよ。

オレの思い出のアルバムは、メンバーのレイパー野郎によって、廃盤回収、そして日本のJpopの中で黒歴史扱いになってしまった。

作者が犯罪を犯したとしても、作品に罪はない。とかそんな話は、よく議論される。

大好きな電気グルーヴなんて、瀧がヤク中だったことを知った時「そりゃあそうだろ。『富士山』の歌詞とか正常な脳みそで書けるわけないじゃん」としか思わなかった。むしろ「卓球はやってなかったのか!?なんだか失望した!」くらいな感じですよ。

※この辺りの詳しい話はこちらでも話してた。「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」

流石にレイパーナオキを擁護する気にはなれないけれども、だからと言って、この名作アルバムとそこに収録された名曲たち、引いてはオレのアンニュイな思い出を全て闇に葬る事にはどうしても賛同できかねる。

このアルバムでオレが一番好きだった「candy」って曲は何を隠そうレイパーナオキの作曲なのだよ。

そもそもクリエイターなんて、頭のネジがぶっ飛んでるに決まってる。

生み出された作品はあくまでも作品であって、作者ではない。

ピカソは、「ゲルニカ」を描き上げているとき、目の前で愛人二人を自分と付き合う権利をかけて殴り合わせて、それをゲラゲラ笑ってた。

そんなピカソが描いた「ゲルニカ」には価値がないのか。

レイパーナオキは糾弾されて然るべきだけど、レイパーナオキが作り上げた名曲「Candy」は評価されて然るべきだと思ってる。

他にも、「直感パラダイス」や「春」「なぜ・・・」などヒスブルは良い曲多いんだよ。

作品と作者を結び付けてはいけないと思う。

親が犯罪者なら、その子どもは問答無用で闇に葬る。

そんな社会で良いと言うのか?と言うお話です。

こっちがセカンドアルバムの「ワラビー」。

また見かけたらお買い上げします。

唯物論者でございます。

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1 thoughts on “退屈でギターを手にしたあの日から変わってしまったBaby Blue

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