2023年6月27日 12:16 CAT :
       

旅路の果てに見た泡沫の風景についてのおすそ分け~中編

前回までのあらすじ!

まぁ、そんな訳で紆余曲折を得て、子どもたち含めて、あこがれの地「石垣島」に行ってきた。

ここまで散々「子どもたちが!」って言っておいてなんだけど、オレにとっても嫁にとっても過去最高の時間を過ごしたことは間違いない旅行だったので、もちろんワクワクしてた。

ついた瞬間にはあの頃を思い出して、子どもたちよりオレと嫁の方がテンション上がってたと思う。

手配してたレンタカーに乗り込んで、サトウキビに囲まれた道を走ってまずは、その辺の砂浜に・・・

子どもたちは「ポカーン」としてた。

「え?なに?何もないよ?なにして遊ぶの?」と言う感じ。

不安は的中。

でしょうね。

取り合えず、海で泳いだり、竹富島の方に行って観光したりもしてみたけど、やっぱり子どもたちは戸惑ってる。

「これ・・・楽しくないよね。こんな事の為に、頑張ってきたの?」と間違いなく思ってたはず。

だって、一番テンション上がってたの、飛行機に乗った時だったんだもん。

ただ、2日目の夜くらいから風向きが変わってきた。

思えば旅行と言えば、観光地を巡ったり、テーマパーク行ったり、「何かをする」事がメインだった。

「何もしない時間を有意義に楽しむ」と言う旅行の仕方をしたことがない子どもたちにとって、何もしないことの楽しみ方が最初分からなかったんだろう。

ご飯はホテルの美味しいご飯を食べられるし、部屋でも波の音と海の風を感じながらダラダラできる。

ホテルには、プライベートビーチや専用プールがあって、ナイトプールだと夜10時くらいまで泳ぐことが出来るので、気が向けば水着に着替えて遊ぶ。

疲れたらデッキでボーイさんが持ってきてくれる飲み物を飲んだりも出来る。

その非日常的な充実感に気が付き始めたんだと思う。

そして気が付けば、流石としか言いようのない、子どもならではの圧倒的順応力で、その楽しみ方を全力で享受し始めた。

そうなると、もうこの生活が楽しくて仕方がない。

しかも沖縄時間と言うか何と言うか、誰も急かしたりすることはない。

朝のんびり朝食食べて、チョッとどこかに遊びに行って、レジャーを楽しんで、帰ってきてまったりしてから、またプールで遊ぶ。

そんなバカンスの時間に魅せられた子どもたちは物凄く喜んで楽しんでくれたよ。

もちろん、オレも嫁も楽しんだ。

一応、ちょっと位観光らしいこともやろうかと、本島に行って「美ら海水族館」に行こうと思ってたんだけど、息子に「今更、ガラスの中でライトアップされた魚見ても楽しくない」と言われた。

そりゃサンゴ礁で実際に泳いでる魚とあれだけ遊んだけども!

それはそれとして、チョッとは有名どころいかないの?

このままじゃあ、学校で友達に「何してきたの?」と聞かれて「泳いで寝てた」で良いのか?

沖縄まで来て、何もしてないぞ。

と思いつつ、まぁ、それでもいいかと言う事で、そのままダラダラして帰ってきました。

たまに入る緊急の連絡の対応でお仕事もやってた。

PCさえあればどこででもお仕事が出来る事が良い面であり、悪い面でもあるかも知れない。

子どもたちは、ただそこにあるものを楽しむと言う時間の過ごし方が出来るようになった。

そして、見たこともないほどいい笑顔をするようになった。

次回を待て!

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1 thoughts on “旅路の果てに見た泡沫の風景についてのおすそ分け~中編

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