- 2024年1月9日 12:07 CAT :
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もう大丈夫と信じて振り返る 改めて「お家を建ててみよう」 第3章~ハウスメーカー巡りをしてみよう
どんどん間隔があいていっておりますが、一応これもちゃんと最後まで書く気満々ではいるんだよ。
いや、別に誰が読んでいるのかどうかは分からないけれども・・・きっといつの日か、まだ見知らぬ誰かに対して、少しでもお役に立てるようになるんだ。そう信じております。
裁判も、土地売買も、家の建築も全て2023年に完了したので、もう本当に大丈夫だと思う。
その上で、これが良かったよと言う話を備忘録として、今日も今日とて綴っていきます。ハイ。
ただ、実際に自分が行ったり経験したり思ったりしたことを誇張せずに書くつもりなので、あくまでオレの個人的な感想と考え方。
全く参考にならなかったらごめんなさい。
一応、過去のアーカイブのリンクもまとめておきます。はい。
〇序章
〇第1章~一戸建てかマンションか。賃貸か持ち家か
〇第2章~土地を購入すると言う事↓ ↓ ↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
第3章は「ハウスメーカーさん巡りについて」。
土地が手に入っても、それで終わりじゃあない。
お家を建ててもらわないといけない。
それも何千万円と言うお金を払って。
少し前に、一人で家を建てれば数百万円で建てれるとかなんとかいう話題が出てた。
けど、その人は家族親族友人に協力してもらって、コツコツと数年かけて作ったとか。
その期間の住居はどうしたんだ?とか、その人たちの人件費はどうだったんだ。とか、もっと言えば、法的な部分はどうだ。とか、建築法にのっとった事で得られる税金上のメリットはどうだ。とかその辺を考えて行けば、結局のところ、材料費が数百万に抑えられたとしても、最終の収支では余計な出費が多かったんじゃないかと思ってる。
と言う事で、オレとしては自分でDIYとか言わずに、プロに頼みましょうね。を推したい。
その上で、「誰に頼むのか」。これがかなり重要になる。
当たり前と言えば当たり前だけど、基準がいくつかあって、自分の中で優先順位の高いものが何かを把握する必要があるよね。
1.予算(A社とする)
とにかく、お金を安く済ませたい。家自体のクオリティや見栄えはホント最低限で良いです。
2.デザイン性(B社とする)
オシャンティな家に住みたい。多少費用がかさんでもみんなから「素敵なお家」と言われるところに住みたい。
3.作りの堅実性(C社とする)
長年住む家なんだから、ちゃんとした作りの家にしたい。
みたいな感じの事があるとする。(他にもいろいろあるだろうけど・・・)
取り合えず、オレはこの3つを基準として、安さで売ってるところ、デザイン性で売ってるところ、しっかりした作りで売ってるところの3つのメーカーさんを見に行った。
ちなみに当たり前だけど、絶対にハウスメーカー巡りは3件以上、5件くらいは見た方が良いと思う。
中には「他見に行かないで今日決めてくれたら特典つけます」みたいな事を言ってくるメーカーもいるけど、そんな事を言うメーカーはたいてい禄でもないから、「じゃあ、いいです」って言ってお別れした方が良い。「家は一生の買い物ですしね。しっかり色んな所を見て、比べてください。」と言ってくれるメーカーさんを見つける事が大切かと。
そう言ってくれるメーカーさんを3つくらい見つけた上で、そこから比較検討を始める位で丁度いいと思う。
10万や20万のお買い物じゃないんだし。
一番注意しないといけないのは、「モデルハウスはそのメーカーの最高レベル」だと言う事。
モデルハウスが良いからと言って、自分の家がそのレベルの家になる可能性は限りなく低い。
1000万円以下で家が建てれます!と言う売り文句のメーカーさんがいるんだけど、そのメーカーさんの展示場にあるモデルハウスはどう考えても1000万円以上かけて建ててるから。
自分にできる最低レベルのものをモデルハウスにしてて、見に来た人に「みすぼらしい家ですけど、本気出せばもっと良い家作れますよ!」って言うやり方しているハウスメーカーさんは絶対居ないと断言できる。
モデルハウスで見るのは、そのメーカーが何にこだわってるかと言う部分だよね。
そのメーカーさんが大切にしている部分が、利便性なのか、デザイン性なのか、自由度なのか、発想力なのか、細かい建具の部分なのかとかそう言う辺りを見て、自分がこだわりたい部分と合致しているかを見る。
これがまた結構重要で、利便性こだわってるメーカーさん相手に、デザイン性重視の希望を伝えてもなかなか思い通りに進まないんだよ。いや、これほんとまぢで。
あと、意外と注意しないといけないのは、安さを売りにしているメーカーさんが本当に安いのかどうかと言う点。
家ってほとんどの場合、見積もりの金額通りで最終終わる事はない。
まず確実に、追加費用が掛かってくる。
住み始めた後のメンテナンスとかもある。
実際にA社の出してくれた見積りは確かに他のメーカーさんより1000万円くらい安かったんだよ。
でも、照明とか空調設備、建具関係のクオリティーが最低ランクだったりして、エアコン何個か取り付けて、窓にカーテン付けて、照明を全部屋につけて、あとキッチンとかバスを少し良い奴にしようとしたら、まぁまぁの金額がかかってしまった。
逆に、B社やC社は最初の見積もりは高かったんだけど、例えばエアコン5台サービスでつけてくれたり、建具のクオリティーが最初から最上ランクでだったり、システム電化込みだったり、カーテンは最初から付属だったりして、その部分を差し引くとA社と数百万円くらいしか変わらなかった。
その後のメンテナンスなどのアフターフォローのサービスなどを含めると、最初からそこそこ良い奴にしておいた方がその後にかかる費用も安く、そこまで計算に入れると、結局最終的な費用が一番かかるのはA社だったかもしれない。
安物買いの銭失いとはまさにこのこと。
この部分については、ホント予算を気にする場合は特に注意してほしい。
目先の見積もりの安さで飛びつくと後から凄く後悔することになると思うので。
B社については、全体的に良かったんだけど、貰った図面が「オレが住むにはオシャンティ過ぎてこっぱずかしぇい」となった事と、担当の人は良かったんだけど、その人があくまでも営業の人でしかなかったことから、今回はお断りした。
で、結局オレはC社を選んだ。
最大の理由は、見積り出してくれた人が、建築士さん本人で、最初から最後までその人が全て担当してくれた事が大きいだったと思う。あと、その人の人柄と。
見積もり自体は一番高かったけど、オレが希望するものを実現させるとして色々自分で算出してみたら、結局A、B、C社全部ほとんど費用感変わらなかったしね。
C社と言うか、(↓)の漫画に出てくる「C工務店」ですよ。
まだ擦るよ・・・詳細は良かったら読んでくださいな。多分3話くらいから出てくると思う。
結果論だけど、オレの場合、土地売買でのいざこざなどもあって、かなりメーカーさんに助けてもらう事になった。
間違いなく言える事はA社を選んでいたら、このいざこざについて「早く解決してくれますかね?」と怒られることはあっても、協力してくれることはなかっただろうと言う事。
A社営業の人のお断りした時の「うちではもう作らないんですね。あぁそうですか。分かりました。」のあとのガチャ切りと言う対応をオレは忘れねえよ。
もう一つ。
実際契約してからのスケジュール感は絶対に確認しておいた方が良い。
A社の場合、契約から着工まで2か月程度と言われた。
B社とC社は大体半年くらい。ただ、納得いかれるまで何度も打ち合わせするので、長くなる場合もあるのでご了承くださいと。
こだわりがあまりない場合は良いんだけど、色々自分の希望がある場合には、この打合せの期間とか、回数を決められているメーカーさんは避けた方が良いと思う。
ちなみに今回割愛したけど、他にD社と言うメーカーさんにも実は話を聞いてた。そこはメッチャこだわったおしゃれな良い家を安く作ってくれんだけど、そこの職人さんのやりたいように作られることが条件だった。
ほぼ打ち合わせが無意味らしく、見に行くと知らない窓が付いてたりするらしい。
そう言うのを楽しめる人は良いと思うんだけど、オレはそう言うのは無理だったので、そこもお断りしたんだよ。
こんな場合もあるので、一応注意が必要かもしれない。
金額が高い買い物になればなるほど、投げやりになりがちだし、思うようにいかなくても「こんなもんかな」と思うようになってしまうけど、人生最大レベルの買い物。時間がかかっても投げやりにはなっちゃいけない。
土地売買の時と同じだけどとにかく「契約を急がせるメーカー」「打ち合わせを制限するメーカー」は避けた方が良いんじゃないでしょうかね。
あとは、いくら営業の人が良い人だとしても、その後に出てくる人がうんこだったら終わりなので、ちゃんと担当してくれる人と会う事が出来るかを確認する事。
デザイナーや設計士とは、契約後でないと会わせられません。とか言うメーカーさんは怪しすぎるって。
この辺りに注意して、ハウスメーカー巡りはした方が良いかと思います。
あくまでもオレの体験談だけど、絶対に「ちゃんと話を聞いてくれるメーカーさん」はいる。
そして、費用が安い家には安い理由があって、結局そこを補填すると、大体どこでも同じくらいの金額になってくる。
最後にオレはそもそも価格帯が合わなくて検討すらしなかったんだけど、メチャクチャ良いものを使ってビックリする位高い費用が掛かる一流メーカーさんもあるよ。
一応、そう言うメーカーさんの展示会も見に行ったけど、そこまで良いものはオレには分不相応だと感じた。
違いが分からなかったと言うのもある。
そう言うのが良い人は、迷わず一流メーカーさんに行った方が、無駄が無くていいと思う。
今回の話はあくまでも、「出来るだけ安く、でも自分の希望する形で良い家を!」と言う人向けと言う事でご容赦ください。
いや、今回クッソ長くなってしまったな。
まぁ、今回はこの辺りにしておきます。
次回は「お金をかき集める」を予定しております。
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