- 2024年5月8日 12:49 CAT :
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手首から流れる鮮血は止まってくれるだろうか
生まれも育ちもクッソ田舎で、都会に出たことがない。
人混みが大の苦手で、そもそも人と会うこと自体が物凄く苦手。
出来るのであれば、1日中誰とも会わずに、ずっと独り(と言うか、家族だけ)の生活をしていたい。
ただ、一番いやな事はコミュニケーションを取ることじゃなくて、大人数の人がいる空間に居る事。
なので、田舎って素晴らしいと思うんだ。
ご近所さんとか、自治会とか、散歩中のおっちゃんとかとご挨拶したり、お話ししたりすることはあるけど、それは実はあんまりストレスにならなかったりする。
そんな前置きをした上で、都会から田舎ライフに憧れて移住してきた人が、田舎生活に断念して挫折しているYOUTUBEとかブログとかを見てると「あぁ・・・まぁ、そうだよな」と思う事が多々ある。
逆にオレが都会で生活を始めると、秒で心が折れる気がする。
都会から田舎にしても、田舎から都会にしても、それまでの自分の価値観ってほぼ100%捨てる必要があるんだろうね。
それはもちろん「理想としていた生活」を捨て去ると言う意味合いもあると思う。
オレの周りだけなのかもしれないけど、田舎にはプライバシーなんてないよ。
誰かにチョッと話したことは、次の日にはその部落の全員が知っててもおかしくない。
それを異常だと感じる人はそもそも田舎では生活できないんだよ。
この場合、「自分の事を知ってもらえてる」「気にかけてもらえてる」と思って、その人たちの中に飛び込んでいく事が必要なんだと思う。多分・・・
多分・・・と言うのは、もう生まれも育ちもずっとクソ田舎なので、それが当たり前すぎてそう言う心構えでいると言う認識さえないんだよ。
母親に新居を建てるために土地を購入した事を話した次の日に、近所に住んでいる親戚がその土地を見に来てその評価を別の人に話してた事を知って「わざわざ見に来てくれたんだ。ありがとう」と。
普通にそう思ってしまうこれこそがクソ田舎脳なんだろう。
先日、大阪の連れにそんな話をしたら「最悪やん」「気持ち悪ッ!」と言ってたのを聞いて、カルチャーショックを受けたとか、まぁ、そんな話ですよ。
あいつは、オレが今住んでるところでは生活できないんだろうな。
でも逆に、オレはあいつが住んでいるところでは生活できる気がしない。
田舎ライフに憧れるのは良いけど、都会に疲れたから田舎でのんびりみたいな事を考えてると、地獄見ますよ。
あと、田舎を盛り上げたいみたいな変な承認欲求を持ってくる人も多分地獄見ますよ。
結局は、自分が住みよいと思う所で生活するのが一番いい。
隣の芝生は青いんだよ。
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