2024年5月9日 12:08 CAT :
       

頭痛と嘔吐を繰り返す 声にならない過酷な痛み

子どもの頃、足し算を図形で考えていた。

奇数は四角形、偶数は円形、奇数と偶数を足すと三角形になる。

5+7は四角形同士を足して円形になるので12。

5+8は四角形と円形を足して三角形になるので13。

とかそんな感じ。

後これに色も追加されていて、上記の計算の場合、5+7は紫色なんだけど、5+8はひまわりみたいな黄色。

紫色の円形だから答えは12だと言ってたんだけど、当時、親、教師、お友達など誰も理解してくれなかった。

つい最近この考え方を「共感覚」と言うらしい事を知った。

何となく名前がついていると言う事は、自分の考え方があながち間違ってなかったんだと言う事に安心した感じ。

この「共感覚」の幅が年々拡大していってて、最近じゃあ車を運転してて道路に転がってる虫が目に入ると認識はしてないんだけど「ぎゃああああ」って言う声が聞こえる気がするくらいになってしまった。

なんか苦しんでる声が聞こえて車を降りて探してみると、カナブンがひっくり返ってもがいてたとか、実際先日あったお話なんだけども・・・

キチガイだと言うなら、そうだと思う。

幻聴が聞こえると言うよりは、共感覚が凄い事になって言ってる感じだと個人的には考えてるんだけど、その辺は違うのかな。

良く分かんないや。どうせ、頭悪いうんこ野郎だし。

ただ、せっかくこういう感覚が出来てきたので楽しもうと思ってる訳ですよ。

先日、砂浜でマテ貝をしこたま捕獲してきた。

そりゃあ楽しくてしょうがなかった。

問題は、その下処理をしてた時。

ボウルの中に5%くらいの塩水を作って、殻を洗ったマテ貝を砂抜きの為に入れていくんだけど、ボウルの中から「あああああああ・・・」とか「ううううう・・・」と言うマテ貝の苦しむ声が聞こえはじめた。

そのまま息絶えたマテ貝もいるけど、生きているマテ貝はその死体の上で苦しそうに呻いている。そんな正に阿鼻叫喚の地獄絵図。

ともすれば涙が止まらないような声が延々聞こえる中、黙々とマテ貝を洗ってはそのボウルに放り込んでいく。

ここで「可哀そうだからもう食べられない。」ってなっちゃっうと、それこそどこぞの思想押し付けヴィーガンに成り下がってしまうんだろう。

海で元気に生きていた数十匹のマテ貝をこの阿鼻叫喚の地獄に連れてきたのは他の誰でもないオレなんだよ。

だからこそ、オレにはこいつらを美味しく食べる義務がある。

その為には、この下処理は大切な工程なので、もう少し苦しみながら砂とか汚れを吐き出してくれ。

明日になったら、きっちり全員焼き殺して美味しく食べてやる。

と、言い聞かせて、阿鼻叫喚の地獄を完成させた。

そして、今日、約束通り生きてたヤツも、その前に息絶えたヤツもしっかり熱々に熱したフライパンで蒸し焼きにして食べてやった。

そしたら何と言うか、前よりもしっかり美味しかったような気がしたんだよな。

人間は命をいただいて生きている。

それなのに今の社会では、この命をいただくと言う行為を極力感じないまま、生きることが出来るようになった。

でも、たまにこの命をいただいていると言う事をまざまざと見せつけられつつ、ひとつまみの罪悪感をスパイスにすることで、より深い味わいを堪能できる気がする。

「共感覚」がそれを更に加速させてくれたんじゃないのか。と。

何か良く分かんないけど、まぁ、キチガイの戯言として、マテ貝の如く淡々と無表情で処理してくださいな。

思想の押し付けは良くないので、この話もここまでにしておこうか。

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