2025年10月25日 12:12 CAT :
       

みちょぱと言われて池田美夕と勘違いした事がある人

「死ね」って言ったふわちゃんは芸能界から追放されたのに、「死ねと言えば良い」と言った田原総一朗はちょっとした注意で済むというのはどうなんでしょうね。

と思う今日この頃。

政治家のチョッとした失言は前後切りとってまで糾弾する癖に、「支持率下げてやる」と言った記者は注意で済むというのもどうなんでしょうね。

と思う今日この頃。

さてさて。

大槻ケンヂと言う人の信者になってしまってからもう四半世紀以上が経つ。

あんなあやしいおっさんの信者になってしまってから30年。

我ながら恐ろしい限りではある。

そのオーケンの小説「リンダリンダラバーソール」が、オレの人生において最も大好きな小説のひとつ。

この小説は本当にねぇ・・・何というか、何度読んでも最期のオーケンとコマコのやり取りで涙してしまうんだよ。

当たり前だけど、人にはそれぞれに歩んできた人生がある。

人に誇れるものもあれば、恥ずかしい話も、笑い飛ばせるどうしようもない黒歴史まで。

それを積み重ねてきた2人が10年ぶりに再会し、かつて少しの時間だけ一緒に歩んだ時に交わした約束を果たそうとする。

それだけの話なんだけど、それがもう心に響いてしょうがない。

その小説の中で、それとは別でひと際心惹かれるのが池田貴族の話。

池田貴族と言うタレントさんについて、オレは子どもの頃テレビに出てたなんだかよく分かんないおっさんと言う印象しかない。

目にひびが入ってるのが大槻ケンヂで、入ってない方が池田貴族、変な白塗りしてるのが氏神一番。くらいの見分け方しかしてなかった。

だから池田貴族が若くしてがんで亡くなったという話も正直知らなかった。

そして「リンダリンダラバーソール」を読んだ後、実際に池田貴族が生前最後に制作した「MiYOU」と言うアルバムも手に入れて聞いてみた。

これがねぇ・・・本当に良いアルバムだったんだよ。

正直な話、音楽性で言うなら1ミリも掠らない。

唯一オーケンが一緒に作った「死にたくない」はまだ悪くないんだけど、あとはホントに興味ない。

なのに、このアルバムは本当に素晴らしい名盤で、何度聞いても心にぐっと刺さるものがあるんだよ。

明日死ぬかもしれないという状況の中、自分の人生を立ち返り、せめて自分が生きた証を自分の愛娘に見せたいという気持ちで作られたこのアルバムには、こんな言い方反吐が出るほど嫌いだけど、愛が溢れている。

まだ未聴の人は是非、表題曲の「MiYOU」だけでも聞いてみてほしい。

と、何かとっ散らかった話をしてしまったけど、何が言いたいかと言うと、オーケンには虚言癖があるので、冒頭の田原某やアホな記者レベルで話を聞くのが正解。

そんな事はオーケン信者なら誰でも知ってる共通認識なわけで、結局のところ「リンダリンダラバーソール」に書かれている内容もフィクションとして読むのが正しい。

でも、そんな中で池田貴族の話だけは、きっと全てが本当なんだろうね。とふと思った。

まぁ、そんな話ですわ。

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