- 2026年2月3日 12:12 CAT :
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生きるなら かいつまもう 僕らは傀儡にならぬよう
Xに流れてきたポストでよく「漫画家目指してます」と言うものがある。
見る人見る人みんな絵が上手くて、「何じゃ?下手な奴はいないのか」と言う、実に嫌な探し方をしてた。
そしたら、その内1人の絵に物凄く親近感がわいたんですよ。
と言うか、自分の絵を見ているような感覚に襲われた。
同時に、「君は漫画家は無理だと思うよ」と言う気持ちにも包まれてしまった。
なんとイヤ奴なんだろう。そんな事わかってる。でも、そう思ったんだからしょうがないじゃないか。

漫画を描くって結局のところ、その9割は才能なんだよ。
ただ、絵に関してだけ言えば多分時間をかけて努力すれば、ある程度何とかなるんだと信じている。
この世の全ての事は、掛け算。
「才能×時間×方向」
これが絶対的な公式なんですよ。
どれかひとつでも0があれば、絶対成功しないと言う実に恐ろしい公式でございます。
ただ才能が1だとしても、時間をかけてちゃんと練習すれば、その内多少はマシなものになると信じてる。
オレの場合、もう30年以上絵を描き続けて、今程度の体たらく。
まじで才能が1にも満たなかったんじゃないかと思ってる。
しかも、方向も間違ってた。
北に行けと言われて、全力で南に向かって走っていた。
だから10年かかっても、ちっとも自分の納得できる絵なんて描けやしなかったんだよ。
ここ最近はこの方向の部分が多少は是正されてきているのか、少しずつ納得できる絵も描けるようになってきた気がする。
努力の方向ってのがかなり重要だったんだろう。
冒頭の漫画家志望の人に親近感がわいたのは、この方向性がオレと一緒ぐらい間違ってる気がしたからなわけですわ。ケラケラ。
正直に言うと、絵のセンスはオレ並みに無い。
そして、今の方向性でどれだけの時間描き続けても多分、絵が描けるようにはならない。
漫画自体の面白さは知らん。
それは人それぞの好みがあるから。
オレの好みじゃないけど、読まれている漫画なんて山のようにあるし。
これねぇ~・・・多分だけど、この人、他人に興味がないんだよ。
人に対して興味がないから、漫画の中の人の造形や、デフォルメなどに物凄い違和感がある。
他人に興味が無くても凄い漫画を描く人はいっぱい居ると言う反論はあるでしょうよ。エエ。エエ。
でもそれは才能の数字が10以上の圧倒的天賦の才能に恵まれた人だっつぅの。
オレが話してるのは才能の数字が3以下、多分1の人の話だ!
そう言う人はまず他人に興味を持つことから始める必要があるんですよ。
少なくともオレはそうだった。
ちなみにオレの場合、他人に興味を持てるようになったのは、友だちが出来た時でも、彼女が出来た時でも、結婚した時でもなく、子どもが生まれてから。
我が子の差し出してくる手をまじまじと見た時に、初めて本当の意味で人間の手と言うものを観察した気がした。
才能の無い人間は、自分の手を眺めながら絵を描いてても、人間の手は描けないんですよ。
見たいな話をしてあげたい気もするけど、おっさんからそんな説教臭い話聞きたくはないわな。
まぁ、時間かけて頑張れ。若者。

こんな事を偉そうに書くようになった所が、実に老害のようですな。
あぁ~やだやだ。
この話は無かった事にしてください。
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