2012年1月9日 12:56 CAT :
       

尾道三部作を見たことのない人は手を挙げて

このままでは、毎年恒例になるかもしれない、1月の3連休に旅行に行ってきた。

去年は、倉敷。

(そのことについて、ここで書いたかどうかは知らんけど。)んで、今年は、「尾道」だ。

尾道に、行ってきた。

いつもながらの、何も決めずにぶらぶらとする旅行。

しかも、今回は、思い立ったのあが、ギリギリだったので、夜の10時半位に出発。

福山あたりで適当にラブホ泊まって、そして、朝一から尾道で遊ぶという、近年稀に観るような強行プランではあった。

取りあえず、ホテル。

めっちゃすごかった。

3階建ててで、ベットは別階(ロフトというには、あまりにも広いので3階)アホみたいに広いし、岩盤浴とかまでついてた。

これで、1泊8000円(一人頭4000円)で朝食付きとか、どうかしてる。

今度から、中国(糞シナじゃないよ)への旅行はここに泊まろうかと思うほど、全てがいい感じだった。

思わず、メンバーズカードとかも作ってしまった。

朝10時くらいに、一路尾道へ。

だいたいホテルから20分くらいで、尾道到着。

尾道では、どっかのコインパーキングに車を止めて、あとはひたすらお散歩と、決めてたんだけど、取りあえず、嫁が行きたいと言ってた「猫の細道」とオレが行きたかった「千光寺」を目指して、出発した。

(ちょうど、だいたい固まってたし。)
行きはエラいので(エラいは、しんどいの讃岐弁)ロープーウェイで行って、帰りはダラダラお散歩する感じに決定。

山頂の展望台には、別に宇多津で見ることができる「桂由美」の恋人の聖地のモニュメントが。

「千光寺」のどのへんが恋人たちの聖地なのかいまいち分からんので、その辺は全部スルー。

見晴らしは、凄い良い感じだけど、何だか、尾道っぽくない。

別に、紫雲出山からでも見えそうな風景だ。

オレが見たいのは、坂に出来た街。

尾道独特の風景なんだよ。

スタスタと降りていく。

千光寺当たりで、目当ての景色に。

ここへ来て、千光寺に来て良かったと心から思う。

でも、人がいっぱいだったので、基本的には、ほとんどスルー。

一応、ご本尊さんには、初詣がてらにお参りしてきた。

今年8箇所目の初詣。

ついでに、おみくじも引いた。

更に、下に降りていくと、嫁の目当てだった「猫の細道」に。

ここは、とにかく可愛かった。

いやまぢで。

すごい可愛かった。

何がいいって、琴南の奥地にある従姉弟の家のような、古い民家の数々。

部分的に、余計な装飾(露骨に「可愛いでしょ」としてる部分)が鼻についたけど、そこはそれとして、凄い良い感じ。

踏むときしむ急な階段とか、見晴らしのいい小さな窓とか。

でも、「猫の細道」って、猫は居ないのね。

「猫の福石」とやらがたくさんあるらしい。

可愛いけど、本物の猫とモフモフしたかった・・・

ついでに、招き猫博物館も行ってきた。

博物館とか言いながら、ただ民家に、招き猫を乱雑に並べてあるだけ。

入館料は、その家の猫「小梅」の餌代とエステ代に変わるそうだ。

でも、その猫には会えなかった。

愛想も振りまかない猫に餌代をあげたと思うとチョッとわびしい気持ちになる。

野良猫の方が、よっぽど可愛いってものだ。

そのまま、さらに下に降りてきて、「サマーウォーズ」か何かの元ネタになった神社へ。

(名前忘れた)んで、ここで、今年9回目の初詣。

このあとは、プラプラと商店街とかを歩いて、尾道ラーメン食べて、路地を探索したあと、野良猫見つけて、ワフワフして、終わり。

商店街のおもちゃ屋では、ファミコンの「プロレスリング」の新品未開封や「ロマサガ2」の新品未開封などを発見したけど、どちらも高いので断念。

結婚前なら、間違いなく買ってただろうけど、人生なんてそんなものだ。

そこまで、惜しくなかったことからも、心境の変化もあるのかもしれない。

尾道ラーメンは、行列ができてるところはあえて避けて来た。

行列に並んでるのは、るるぶを手にした人が多かったので、きっと「讃岐うどんと同じでまずいんだろう」と言う、変な先入観から。

実際、うどん屋で行列できてるとこは全部まずいんだし。

入った店は、本とかで一応紹介されていながら、行列とかはできていないと言う、ギリギリラインの店。

まぁ、驚くほど美味かったけど。

満足した。

昔ながらのラーメンだ。

そして、尾道で、一番楽しかったのは、上記ではほとんど触れていない路地裏。

古びたブリキの看板や、錆びれて壊れたアーケード、土壁が剥がれ落ちた廃屋などなど・・・かつて、人が多く住んでいたのに、今はいなくなってしまったこの場所の焦燥感。

そして、その中で、未だ累々と生きている人たちの生活感を見ることが何よりもホッコリする。

尾道には、崩れゆく廃屋が、100軒以上放置されているらしい。

将来、お金と時間に余裕ができるような生活が少しでも出来るのなら、尾道に移住して、その一つで、絵や文章かきながら暮らしてもいいな。

とか、本気で思ってしまった。

嫁も同じように思っているみたい。

凄い、短期間の旅行だったけど、充実した時間を過ごせたと思う。

そして、お金を交通費、宿泊費全て込みで2万円も使ってないと言う・・・安上がりな夫婦なのですよ。

金を使えば良いってわけじゃあない。

嫁が、分単位で観光地を巡って、お土産をどっさり買って・・・みたいな事を旅行だと思ってる奴じゃなくて心底良かった。

今回みたいな旅行で満足してくれる奴で良かった。

そう言う所が合うっていうのは、心底大事だなぁ~とか思った。

おのみち
千光寺への階段にて(↑)

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