- 2012年3月4日 23:48 CAT :
-
独善的テーマのいきつく果て。1
恫喝のワンダーランドによく連れて行かれる志茂田さんです。
って、書こうかと思ったけど、その直前に「ワタミ」の話をちらほら聞いてしまった。
あれに比べれば、オレ全然マシなような気がする。
ブラック企業だとか云々関係なく、この社会には、恫喝とかパワハラは溢れかえってるんですね。
うぬぬうぬぬう・・・
そいつの為を思って言ってると、ワタミの会長さんは言ってたらしいけど、「今すぐここから飛び降りて死ね」とか、そんなの言われた側の気持ちが分かるんだろうかね。
まぁ、分からないから言うんだろうけど。
そして、多分「私は、そう言われたら、がむしゃらに頑張るだろうから、部下にもそう言う」的なことを言うんだろう。
自分の価値観だけでしか、物を図れない想像力の欠如した人間だ。
一人の社員を過労死させといて、外国に学校を作るとか、偽善の極み。
ラジオを届けてることを誇らしげにCMで垂れ流してる草加となんらかわんね~よ。
とか、なんとか。
さてさて。
ここんところ、立て続けに映画を見た。
「バタリアン」「ニライカナイからの手紙」「食堂かたつむり」「亀は意外と速く泳ぐ」「転々」「なくもんか」・・・
分かった事は、この中では、圧倒的に「バタリアン」が面白かった事。
アイデア、音楽、演出、脚本。
すべてダントツで面白かった。
そして、大好きな三木聡監督の「亀は意外と速く泳ぐ」「転々」。
この二つは、どちらも絶対の名作。
ただ、「亀は意外と速く泳ぐ」で主演してる上野樹里だけが厳しかった分だけ、「転々」の方が面白かった。
三木聡の作風に上野樹里は合わないんだろう。
多分。
物語としては、抜群に面白かっただけに。
「なくもんか」は、クドカン脚本、阿部サダヲ主演のドタバタコメディー。
なんか、こう言うノリ見たことあるな。
と思ったら、たぶん「罪とか罰とか」だったと思う。
でも、オレは、やっぱりケラさんの黒い笑いが大好きなわけで、だったら、ナイロンみるっつ~の。
と言う感じだったかも。
伏線いっぱい張ってて、ほとんど未消化のまま、特に何も残さないで終わっていく感じは、ある意味、何度も見たくなる味があったようななかったようなあったような。
そんな、アンニュイな午後の日差し。
んで、「ニライカナイからの手紙」。
大好きな沖縄の雰囲気を堪能できた分はすごく良かった。
演技も棒読みだけど、竹富島の人の雰囲気とか感じられてすごくいい感じ。
蒼井優は演技うめ~なぁ~と思う。
でも、こいつは、話が駄目だぁ~。
泣かせる形の物語なのに、要所要所に「ばかなぁ~」って笑ってしまうシーンがでてくる。
ご都合主義とかそういう問題じゃなく、ネタですよね?と思うしかないシーンがちょいちょいあるんだよ。
かと言って、「デビルマン」くらい本気だしてくれてるかと言えば、そうでもない。
実に中途半端な映画だった。
これは、見なくていいと思う。
特に、沖縄好きなやつは。
最後。
今日見た「食堂かたつむり」。
なんか良く分からない。
ユニークな世界観は、はまる人にははまるんだろうけど、オレにはチョッとダメだった。
エルメスは可愛かったけど。
テンポが遅すぎて、だるくなってしまう。
そして、何より、物語みながら、オレが嫁と「●○になったらおもろいのになぁ~」と話してた(そんなネタみたいな展開あるわけねぇ~よ。
もっと、王道な展開で終わるよな。
という気持ちを込めたジョークなノリ)事が、すべて、後半で実現した。
設定だけ聞いて、ゲラゲラ笑いながらスピンオフを作るかのようなノリで、後半すさまじい展開をしていく。
そこの意表を突かれる感じは、実は名作かもしれない。
面白くはないけど、記憶には確実に残る映画。
そして、内容が薄っぺら過ぎて、予告編だけ見れば、本編すべて見た分とおなじ情報量が得られる凄まじい映画。
ぜひ、お勧めです。
何しか、こうやって、色んな作品を愛でていくのは実は結構楽しいものかもしれない。
そう言えば、ついでに「ヤッターマン」もテレビでしてたから少し見たわ。
アニメを忠実に再現してた。
でも、だったらアニメ見ればいいじゃねぇ~の?と言う感じだった。
特にドロンジョとか、ボヤッキーとか・・・
まぁ、偉そうにつらつら書いたけど、それでも、第一線で活躍してる皆さんですからね。
それ相応のなにかはあるんだろうて。
知らんけど。
ちなみに、個人的には、話も面白くないし、脚本も詰まんないし、ただ眠いだけなんだけど「純喫茶イソベ」が好きなんです。
毎回、見た後に「あぁ~おもんなかったなぁ~。」とか「時間もったいなかったなぁ~」とか思うんだけど、なぜかまた見てしまうと言う・・・魔性の映画と名付けております。
いやぁ~映画って本当にいいものですね。
さよなら。
さよなら。
さよなら。
- この記事を見てみる ⇒