- 2014年11月21日 23:22 CAT :
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うつろなこの世界に だけども生きるなら
チョッと前からやり始めた「関連記事」と言う機能。
コイツのお陰で、オレは、自分がいつも夕焼けの中に居るかのように、過去を振り返らされている。
自分で設置しておいて言うのもなんだけど、まんまと自分で、その罠にはめられている。
その中にひとつの記事があった。
6年か7年前に書いた記事。
まだ、娘が生まれるどころか、結婚すらしてない時に書いた記事。
▽ ▽ ▽ ▽ ▽
奏で出ずる3話
正直、この記事の存在なんて、忘れてた。これまで2000近い記事を書いてきたわけで、そのひとつひとつなんて全然覚えてない。
書いた当初、これは強烈に印象に残るぜ!!へへへい!!オレって良い事書くな!!へへへい!!と思ってた記事も全然覚えてない。
多分、そんなヤツいっぱいあると思う。
まぁ、その中のひとつだ。
いつか、必ず書きたいと思っている物語「連歌『忘却』」について、初めて書いた。
弟のネタとしてあげたまま、未完となってしまった「処女はアイアン銘伝に入れて殺すに限る」の原型となった物語「処女はアイアンメイデンに入れる前にレイプするに限る」について、初めて書いた。
数年後に、「メルデス夜行」と言うタイトルで、マンガとして完成させた物語の原型「メルテス夜光虫」について、初めて書いた。
それだけ。
日々思った事をツラツラと連ねた中のひとつ。
最後に、少しだけ願望なんて書いてみてる。
この数年後。
オレは、結婚した。
そして、子どもが産まれた。
その子が嫁のお腹の中にいた時に、その子の為に書いた「白痴にも書けるラブソング」と言う曲がある。
まだ、生まれたばかり。
夜、ずっと泣いてた子どもを不慣れな手で抱き、この歌を歌いながら、落ち着いて眠るまで、階段や部屋をうろつきまわった。
子どもが少しばかり大きくなった頃。
オレは、子どもの為に、絵本を書いた。
ちゃんと本にしてプレゼントした。
思うに、この時少しだけ、心の中に浮かんだ願望は、今、叶っている。
何が幸せかは、誰にも分からない。
でも、もう忘れてしまったような数年前の、少し心に浮かんだ願望が叶う人生はいかがなのだろうか?
171年ぶりの「後十三夜」。娘が寝た後、嫁と二人、少しだけそれを眺めた。
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