- 2009年4月28日 22:11 CAT :
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一望の砂浜にて・・
スゴく辛いことがあると、昔から海に行ってた。
波の音がそれはそれは心地好くて、それだけで何だか救われたような気持ちになる。
よく海に行ってた頃には、その海でたくさんの物語を作ったり、曲を書いたりした。
アルバム「ウミィマミィ」もそうだし、演劇の「海の底とまぶたのない魚」もそうだな。
海に飛込んで自殺しようともした・・・
夜、沢山の水の近くに行くと魂を抜かれると、古来から日本では言われてきた。
・・・らしい。
夕闇の浜辺では、正気を保てなくなるのだろうか?
繰り返される波の音を聞くうちに、やさぐれた心持ちがいつの間にか落ち着いてしまうオレにとって、では果たして正気とは何なんだろう・・・疲れ果てて、静かに佇む浜辺では、静かにいつ終わるでもない波の音が永遠に聞こえてくる。
何も見えなくていい。
音を聞けば、それだけで何だか大きな存在が分かってしまう。
不意に見付けた、瀬戸大橋を一望できる小さな砂浜。
いつか、嫁と二人で来よう。
そして、何とは無しにたわいも無い話をしよう。
先日書いた「3年後のお葬式」と言う曲に出てくる、キレイな砂浜。
そのイメージがかっちりはまる場所を偶然に発見してしまった訳だ。
素敵な場所はいつの時も海の近くか、海の見える高台だったな・・・
キッとこれで良かったんだ。
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