- 2009年4月30日 10:46 CAT :
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散文詩とネコ
うまくは言えないかも知れない事。
それは承知の上で、ツラツラと書いてみる。
オーケンの本の中でも特に大好きな一冊。
「リンダリンダラバーソール」コレまで何度読んで、何度泣いた事か。
そいつの文庫本を見つけたので、意味も無く買ってきた。
単行本だとやっぱり気軽に持ち歩いて、読んだり出来ないものだから、持っていても、文庫本を見つけると、出来るだけ買うようにしている。
お布施です。
特に、大好きな本なら言わずもがなだ。
この「リンダリンダラバーソール」の中でも特に好きなのは「池田貴族」の話。
「池田貴族」・・・
正直、筋少にはまる前のオーケン位にしか記憶が無い。
目の傷の入った人=大槻ケンヂ。
赤い派手な服着た変な人=池田貴族。
位なものだ。
実は、「リンダリンダラバーソール」読むまではもう死んだ人だったって事も知らなかった。
芸能界で生き残るために、悪く言えば節操なく何でもやった汚れミュージシャン池田貴族。
でも、実際に、ガンでもう生きられないと分かった後には、本当の自分を探すかのように歌う事に執着していた。
それも異常なほどに・・・
ココでいつもオーバーラップするのは、オレがもう死んでしまうとすれば・・・と言う話。
一体オレは、最後に何をしたいと思うだろうか?誰と一緒にいたいと思うだろうか?
深く深くドコまでも考え込んでしまう。池田貴族の最後の遺作「MIYUU」を聴いてみたいな。
ガンと宣告されてから産まれた愛娘の「美夕ちゃん」から付けられたタイトル。
「どうしても娘が3歳になるまでは生きなければいけない。
3歳になれば、覚えていてくれる」とよく言っていたらしい。
「娘のために死ねない、どうしても小学校の授業参観に行きたいんだ」が最期の言葉だそうです。
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