- 2009年8月10日 20:37 CAT :
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涙のかけらぬぐって 希望にめぐり合えるまで
ドラえもんが「疲れても眠くならない薬」と言う秘密道具をのび太に渡している話をこの前読んだ。
あの名作「さよならドラえもん」の回の中。
キッと22世紀なら、押尾学もノリぴーも捕まる事はなかったんだろう。
さてさて。
少し前に話題になった(らしいけど、オレは知らなかった)「鉄道模型を捨ててから夫の様子がおかしい」と言うネタ。
その話を知って、物凄く切なくなってしまった。
2ちゃんねるでも、いっぱいスレがたった様に、多くの人の関心を呼んだ出来事だったそうです。
簡略化すると・・・
結婚後、家にある夫の鉄道模型を処分したいけれども、処分してくれない夫に対して嫁が、黙って全て処分してしまった。
その直後から、夫は自分の持ち物を生活できる最低ラインの必需品以外全て処分し、何にも興味を持たなくなってしまった。
って話。
(マァ、もっと色々悲しくなるお話があるんだけれども、そこは割愛と言う事で。
)
オレ自身もコレクターとまでは行かなくとも、大切なものが少しはあったりする。と言うか、大体の人間が大切なものを持ってると思う。
それを、ある日唐突に失う事の悲しさを考えた時、この夫の気持ちに胸が張り裂けそうになってしまう。
結構前に、嫁が描いた絵を母親に捨てられた・・・と言う話があって、その時の腹立たしさと悲しさを何だかリアルに思い出した。
オレの一番の宝物は何だろう・・・と、ふと考えてみた時に一番に思い起こすのは、小学校から描き続けてるマンガノートだと思う。
なんと、かれこれ20年間(もちろん今も)描き続けてるこのノートは、200冊以上になる・・・のかどうかは知らないけれども、結構たくさんある。
多分その位はある。
もし、このノートを全部「邪魔だから」と捨てられた日には・・・
もうキッと、残りの人生なんて意味のないものに思えるんだろう。
別に死のうとは思わないけれども、もうどうでも良くなってしまう事だけは想像できる。
本当に、何もかもがどうでも良くなってしまう。
でも、世の中にはキッと大切なものを持っていない人もいて、そんな奴らにはこの気持ちは理解できないんだろう。
大切なものが無い。
と言う事の悲しさや、大切なものがある。
と言う喜びすら感覚として、持ち合せていないのであるなら、そんな不幸な人もいない様にも思えるけれども。
のび太のママみたいに、マンガを捨てる事が教育だと思ってるような人とだけは、絶対に一緒に住みたくない。
オレの領域に入らせたくない。
と言う、宝物の話ですね。
ドラえもんでまとめてみた。
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