2009年10月18日 23:21 CAT :
       

この勝負に君のまんこのビラビラを賭ける!!

おおお・・・気がつけば、アクセス50000突破してるじゃあありませんか!!
このブログ(と言うか、沼レコ自体か?)開始当初は、100単位のキリ番で盛り上がったりもしてたのにな。

静かに、そしてさりげなく50000アクセス。

なんか知らんけど、一応ありがとうございます。

と言っておこう。

カイジの為にヤンマガを見た・・・何と2週連続巻頭掲載!!(ただし、今週は巻頭カラーは無し)映画効果とは言え、カイジがこんなに巻頭で掲載されてるのは、ずいぶんと久しぶりな気がする。

嬉しい限りだ。

ただ、表紙のあおり文句が・・・

「大反響の友情確認ゲーム【救出】!!」
って・・・まだ始まってもいないのに大反響とはさすが「和也プロデュース」。

今週号で、やっとギャンブルらしきものもスタートした。

ただ、いつになったらカイジと坊ちゃんのギャンブルは始まるのやら・・・

と、カイジつながりで・・・

嫁と映画版カイジ。

「カイジ~人生逆転ゲーム」を見てきた。

100や200ではきかない位デートをしてきたけれども、嫁と2人で映画を見に行くのは実は初めて。

そんな初めての映画デートが「カイジ」とは、何ともオレらしいような気がする。

「僕の初恋を君に捧げる」にでもしておけば、もう少しロマンティック恋愛モードだったのかも知れないけれども・・・マァ、そんな関係です。

今も変わらず仲良しでやっとります。

と言う事で、映画の感想でも、続きに書いておこう。

ネタばれなんてレベルじゃない位にネタばれしているので、コレから見ようと思ってるヤツは読まないほうが良いと思う。

見たらキッと「映画見に行かなくても大体分かったからもう良いや」ってなるだろうから・・・そうなっても、責任は負わないので、そこんとこ宜しく!!


きっと今までに100回は読み直してきただろう大好き漫画。

セリフ聞いただけで、どこのセリフかピンと来るほど大好きなカイジ。

特に「賭博黙示録カイジ」は、オレの人生における不動のベスト3に入る(あと2つは「寄生獣」と「無限の住人」)ほど大好き。

結論から言えば面白かった。

十分面白い。

原作知らなくても、ハラハラドキドキ手に汗握るだろうし、多分ホロッとしてしまうと思う。

ここ数年で見た邦画の中では多分ダントツで一番面白かった。

これに比べれば「20世紀少年」の何と詰まらなかった事か・・・と言う位面白かった。

藤原竜也も結構はまり役。

途中から、何だかあごが尖って見えてくる位はまり役だと思う。

遠藤が女だって事も、コレはヤンマガ連載マンガではなく、映画だと考えた時、しょうがないだろう。

(どうも、「美心」以外の女が出てくる事が不満だけれども・・・)
監督がキッと本当にカイジが好きなんだろう事が伝わってくる出来。

一言で言うなら、ファンがニンマリする様に良いトコ取りして2時間に縮小されたカイジ。

(「FUCK YOU」「キンキンに冷えてやがる」「蛇め」「くうくうくう」などファンが大好きな名場面はしっかり出てくる。


2時間で、しかも、女子供でも十分に楽しめるエンターテイメント作品として考えた時に、多分これ以上のものは早々作れないだろうと思わせる良い出来の作品だとは断言できる。

と言う事を踏まえた上で、不満だった点を上げておこう。

限定ジャンケンか余りにもはしょり過ぎ。

大体時間が30分って・・・その癖、枚数は原作通りに12枚は無理があると思う。

フロアー内の枚数表示も無いもんだから、心理戦なんて何にも無い。

山本太郎の船井に素晴らしいインパクトがあった事が唯一の救い。

(「ごちそうさん」が特に素晴らしかった)マァ、「バトルロワイヤル」の焼き回しですけどね。

しかも、ラストが・・・「貴様ら・・・それでも人間か・・・」は絶対いるだろう・・・安藤の存在も、裏切りも無いなんて・・・あんなふざけた限定ジャンケンの終わり方があって良いのか?と言う位に不満。

次の地下強制労働所。

無理やりはめ込みすぎ。

キッと、あの労働所のシーン(「キンキンに冷えてやがるを含む」や、缶をポンポン、焼き鳥をハグハグするシーンを含む。

)をどうしても出したかったんだろうけど、違和感がありすぎる。

んで、そっから鉄骨渡りへの繋がりもかなり強引。

石田さんがどうして地下を出て鉄骨渡りに挑戦できたのかが不明過ぎる。

カイジが参加を表明。

場面転換したら、なぜか石田さんも鉄骨渡りに挑戦してた。

あれは、もう少し説明がないと。

原作とも違うんだから、キッと誰もわからないだろ・・・

あと、第1の橋がないのは如何なものかと・・・何にもしないでいきなり、1000万のチケットを配るなんて帝愛グループとは思えない。

ただ、鉄骨渡りは素晴らしく良い感じに出来てた。

不覚にも、ホロッと泣いてしまったシーンはまさにここ。

石田さんのシーンですね。

マンガでもアニメでもなかった、感動的な演出。

別に違和感は無い上に、素晴らしく良い出来だった。

カイジにこんな感動はいらないと思うヤツも居るかも知れないけど、映画と言うエンターテイメントだと言う事を忘れてはいけないと思う。

佐原との絡みが少なくて、オレの好きな「人間自体が希望なんだ」のシーンが無かったけど、それでも名シーンだ。

で、問題のEカード。

これも、はしょり過ぎだって。

3回しかやならいとか、陣営交代が無いとか有り得ない。

全然心理戦でも何でもない。

そもそも耳かけないのかよって話だ。

その前の鉄骨渡りが面白い分、ここでのダルさは尋常じゃない。

その勝ち方がまた・・・どうしようもなさ過ぎる。

原作マンガでは、鳥肌が立つほどキレイに決まったあの利根川を倒すシーンが・・・原作知らない、初めて見たヤツでも100%分かるような、トリックとも言えない様な稚拙なあんな方法で勝ってしまうなんて・・・あんなの気がつかない利根川なんて、元からあの地位には行けてなかったって。

まぢで。

そして、全編を通して一番の問題。

利根川がしょぼ過ぎる。

もう本当に、どうしようもない位しょぼ過ぎる。

香川照之が悪いんじゃない。

キャスティングに無理がある。

香川照之じゃあないだろう。

そこは・・・もっとどっしりと貫禄のある、絶対的な大人でなければ・・・あの利根川は、原作で言う所の一条の手下位。

そいつが、頑張って粋がってる位にしか見えない。

特に、Eカードでのしょぼさは尋常じゃない。

Eカードの勝ち方には不満だけれども、あの利根川程度なら、これで負けてもしょうがないな。

と、何だか納得してしまう位にショボショボ。

最後に、全体を通してチョッと詰め込みすぎ感は否めない。

つながりや展開の強引さ、ギャンブル自体の簡素化ははっきり言って著しい。

原作を知っていれば、悲しくなるほどに。

本来なら、2時間丸々限定ジャンケンに使っても、チョッとはしょらなければいけない位の密度なんだから・・・

とツラツラ書いたけれども、それでもこの作品は、おっさんを対象にしたヤンマガや、深夜に喜んでアニメを見る変態を対象としたアニメ版とは違った、さまざまな年齢層を対象として、色んな人に楽しんでもらえるエンターテイメント映画である。

という前提があれば、かなり傑作の部類に入っている。

(オレで言うなら、マンガ版のカイジは嫁に読ませるのを考えるけど、映画版カイジなら2人で楽しめると言った感じ。


2000円位払って見る価値はある。

少なくとも、「BALLAD バラッド 名もなき恋のうた」や、「20世紀少年 最終章」を見るよりは価値がある。

悪口ばっかりのようだけれども、ホントに良い映画だと思う。

ただマンガの出来がやば過ぎるだけ。

そんな感じです。

おやすみなさい。

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