- 2009年11月17日 23:08 CAT :
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虚空へのプレリュード
演劇の演出中、「そこで『オラ東京さ行くだ』を口ずさんで」と言うと、『それは何ですか?」って言われた。
・・・コレが俗に言う、ジェネレーションギャップか・・・
しなびたおっさんの言う事は、時としてピチピチの女子高生には通じない。
うぬぬぬ・・・
車田マンガを沢山読んでる今日この頃。
遂に「男坂」を読んだ。
最終ページの「未完」の字が有名なこの作品。
読んでみての感想は、面白い!!だった。
・・・意外にも
ただ、それまでの「リンかけ」や「小次郎」みたいな車田的な面白さじゃなくて、純粋なマンガとしての面白さ。「男一匹ガキ大将」の劣化コピーと言ったところか。
車田マンガらしからぬ、しっかりと作りこまれた複線の入り組んだストーリーは、構想10年(多分嘘だけろうけど・・・)と言っても納得するような・・・しないような・・・多分「男一匹ガキ大将」を読んで「ア~オレもこういうマンガ描きたいなぁ~」って思ってから10年なんだろう。
惜しむらくは80年代のジャンプだったと言う事。
コレが別の雑誌か、もう少し後の年代のジャンプだったら、かなり面白かったのかも知れない。
(ただし、設定自体は80年代なので、後の世代のジャンプで受け入れられたかは若干微妙・・・)
当時の素直な少年、少女にはこの入り組んだ物語は受け入れがたかったんだろうな。面白いのに凄い残念・・・
それに、学園忍者モノだったはずが、気が付けば4千年に及ぶ戦争に発展してたりする(それも月で)荒唐無稽な作風のマンガ屋さんだ。
オレなんかが想像も出来ないような、圧倒的な物語がこの後にもあっただろう事を考えるとホント残念無念。
ジャンプって馬鹿だと思う。
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