2006年1月18日 22:42 CAT :
       

ゴミの中で見つけちゃったゴミじゃないものは、それでもいつかゴミになるのだろう

般若心経。

読んだ事ある奴はいるんだろうか?オレは読んだ。

始めは読まされた。

強制的に。

でもその結果、自主的に本を買う事になった。

それは「生きて死ぬ智慧」と言う本。

具体的に言えば、般若心経を現代語訳してくれているありがた~い本だ。

税込み1200円くらいだから、最近の聞くに堪えないシングルCDを一枚買うくらいなら、この本を買って読んでほしいと思ったりもしてしまう。

「バカの壁」を書いた「養老猛」(だっけ?)とか言う人がいう言葉に、「古典は自分を映し出すもの」ってのがあるんだって。

例えば「方丈記」って言う古典がある。

オレも高校の頃にしっかり暗記させられた奴だ。

「行く川の流れは絶えずして、しかも元の川にあらず」って奴。

聞いた事ないっすか?人間の体は全て、一年で新しくなってしまうんだって。

一年前のオレと今のオレとじゃあ、魂は一緒だけど、肉体はまったく違うのもらしい。

常にドンドコ細胞は新しくなっていって、1年経ったら1つとして同じ細胞が無いんだとか・・・正に、「方丈記」の心理そのものじゃね~か!!現代医学によって、やっと「鴨長明」の言いたい事は立証されたって事ですな。

んで、般若心経。

これは、「ゼロ」の考え方が投影されてるんだって。

「ゼロ」って観念がインド(仏教発祥の国)で生まれたってのを聞いた事がある。

「ゼロ」って言う数字は、それ単体では「ゼロ」・・・つまり、「無いもの」だけど、0・1・2・3・・・と集まれば、数字として「有るもの」になる。

「現象と言うものは
時々変化するものであって
変化しない実体というものはありません
実体がないからこそ形を作れるのです
実体がなくて変化するからこそ
物質である事が出来るのです」
マァ、さっきの常に新しくなり続ける細胞の話にも通ずる所があるけど、これが所謂「色即是空空即是色」って言うお経の日本語訳ですわ。

元々般若心経は、ブッダ(ゴータマ・シッダールダ)が言った言葉をまとめた8000巻にも及ぶ経典から、いいとこ取りして作った最も短いお経の事で、その分内容が濃いんですよ。

この上記の内容・・・3000年位前の人の言葉なんだよ。

鴨長明なんてせいぜい数百年だよ。

(それでも凄いと思うけど・・・)そう考えると、「お経~」って敬遠してる若人さん方。

読んで見てもいいんでないの?ただし、翻訳の方をネ。

原文見たって、日本人にはパッパラパ~な内容なんで。

関係ないけど、明日から彼女と旅行だ~♪
って事でまた3日ほどお休みします。

m(__)m

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