- 2006年7月14日 23:59 CAT :
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ドロリと融けてしまえば永遠に一つ
「山田かまち」って言う人の絵を見た。
何でも、夏の暑い日ギターを弾いてる時に感電死したんだとか・・・死後にベットの下からおびただしい数のスケッチやら絵が発見されて有名になったんだって。
オレは知らんかったけど。
この時17歳。
つまり、絵は17歳までに描かれていたって事になる。
見た事ある人は分かるかも知れないけど、圧倒的な完成度。
齢17にして絵が完成しちまってる。
センスも抜群なんだけど、それ以上にどうやったら17年の歳月でココまでの絵を描けるんだ?しかも、全てを悟っての極致かと思いきや、添えられている言葉は、その辺の病んでる高校生なら思いつきそうな稚拙なものばかり。
何て言うか、成長の過程で絵を作り上げていくって言うよりは、完成した絵を持って生まれてきたって感じ。
多分それに、他が付いていかなかったんだろうな・・・
何か、17歳で死んでしまったのも、運命じゃないのかって思えてしまう。
いつの時代でも、ジャンルに問わず早くに死んだ人は神格化される傾向にある。
それってある意味必然。
だって、最高の状態で死ねば、死後にはプラスなイメージが出来るけど、最高の状態を過ぎて落ち目になって死んだら、マイナスのイメージが残るもん。
でもオレは早死にした人が凄いなんて思わない。
過去の栄光から遠くかけ離れ、誰からも相手にされなくなっても、それでもいつまでも作品を作り続ける人の方がよっぽどかっこいいと思う。
オレもそうなれたらいいなって思う。
・・・マァその前に、「何がしか」の完成を目指さないとなぁ~・・・
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