- 2005年11月2日 16:15 CAT :
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リンダリンダラバーソール
学校が入試の関係で休みって事で一日中休み。
今日は彼女が学校なんで、久しぶりに家で一人だ。
「ブーブー」とマンガでも描こうかと思っていたんだけど、連絡が取れないから保留にして、一冊の本を手にした。
「リンダリンダラバーソール」。
オーケンの本の中でもオレが「グミチョコ」以上に溺愛している作品。
ふと読みたくなった。
あのラストを読みたくなった。
BGMには何となく「Θ」の「朝日が目に染みた白フン達」。
特に意味は無いけど、オレの声が入ってない分「仁美・mine」より聞きやすかったりするし、何よりあの頃の事を思い出すのが凄く好きだから。
まだ、オレが「オレってスゲ~」って思ってて、周りが「お前ってスゲ~」って言ってくれてた頃。
世界なんか微塵も見えなくて、それぞれに自分の中だけが全部だった頃。
お互いのパートを聞いてバランスを取るより、自分自分ってなってるこの音源がオレはひどく好きなんです。
多分これから、どんなに技術が上がろうとも、いいメンバーに巡り会おうともこれを超える事は出来ないんだろうなぁ~って思います。
読み終わるまで時間が止まってる感覚だった。
ちょうど読み終わったときにCDは2周目。
4曲目の「あすなろ」でした。
何となく、小説の中と自分のことがオーバーラップして涙が止まらない。
もう終わってしまったあの頃はもう戻ってこない。
オレは、もう少ししたらあの頃のように、んで今のように自由に何でも出来なくなるかもしれない。
酷く「あすなろ」の歌詞が心に響きました。
(自分で書いといてなんだけど・・・)
「振返れない道に投げ込まれ
頼り合えると長い距離に手をのばした
幻想でも悲観でもいい
それでも今は生かされてる
あすなろは今日も一人空へと向かう
届かない青い空をいつも夢見て」
・・・あの頃オレはどんな気持ちでこの歌詞を書いたんだろう?Fooはどんな気持ちで歌ってたんだろ?ナオキはどんな気持ちで弾いていたんだろう?ジュンはどんな気持ちで叩いていたんだろう?ケイゴはなんでこの時レコーディングに参加してないんだろう?
きっかけは「リンダリンダラバーソール」。お陰でオレは、昔々の思い出に浸っちゃう事になってしまった。
このCDに入っている曲はどれも思い出が一杯だ。
一曲一曲聞くたびにその時の思い出が沢山出て来る。
音撮りの時にナオキがきれた「あすなろ」。
まだチューニングも出来ないギター初心者のオレが、音の出ない「F」を弾いてる「Km」。
「曲が長すぎる」って言われて削りまくった「悲色」。
ナオキが当時の彼女と2人で作って持ってきた「ピュアソング」。
皆で恐る恐る手探りで作っていった「昇華」。
妹がオレよりうまくピアノで弾きおった「悲歴」。
んで、あの告白ライブで発表した「アイ」。
どれもこれも甘酸っぱい感じがしてどうしようもない。
きっとこのCDは生涯の宝物になるんだろうなぁ~
って事で、並べてみました。右から「リンダリンダラバーソール」「朝日が目に染みた赤フン達」「朝日が目に染みた白フン達」です。
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