2015年8月9日 17:41 CAT :
       

ハッピーバースデー わ~れ~

良いんだから悪いんだか、今日で32歳になりました。

はい。

もうこの年になって、お誕生日なんて・・・と思いつつ、家族にお祝いしてもらいありがたいことで。娘に「お誕生日おめでとう」とパチパチ拍手してもらったり、嫁から手紙もらったり。

・・・ううう。今年も良い一年になりそうだ。

風邪引いてるけど。

さてさて。

と言う事で、なぜかはっきり覚えている32歳最初の夢(今日の朝見たやつ)でも、書いておこうか。

 

その日、世界は滅びる。

世界の気温が急上昇しつつあった。

原因は分かっている。空を見上げれば、誰でも気がつくであろうあの大きな惑星が、尋常ではない高温を纏いながら地球に急接近しているんだ。

地表にぶつかった瞬間の温度は3兆度に達する見込みだと報道されている。

助かるためには、超超超超高温を遮る事が出来るスーパーコンクリートでできた壁の向こう側に行くしかない。

でも、その向こう側に行くためには、壁をよじ登らなければいけない。

娘と嫁は、それをよじ登る事が出来ない。オレ一人なら、行けるだろうけれども・・・

時間はもう残されていなかった。

より一層惑星が大きく見え始める。

オレは、嫁を娘を無理やり、スーパーコンクリートの上に持ち上げ、そして、向こう側に突き落とした。

これで大丈夫だ。もう、誰も失う事はない。

でも、自分が登る時間はもうなかった。

スーパーコンクリートを登りはじめた瞬間、惑星は地表に接触し、当初の3兆度をはるかに超える100兆度もの超超超超超高温となって、地球全土を襲った。

覚えているのは、とてつもない高温。暑いと感じる前に、汗が吹き出し、着ていた衣類は水浸しになる。そんな高温。

オレは、消し炭になった・・・はずだった。

気がつくと、地球・・・は大きく様変わりしていた。

みた事もない町・・・いやここは、オレが育った町だ。ただ、建物一つ一つの形がおかしい。

あるべきところにあるべき建物がある。ただし、形がおかしい。

その中の一つにオレは運び込まれていた。

そして、医者がオレの体を見て、治してくれるらしい。

・・・医者・・・と呼ばれているそいつの姿は、人間ではなかった。

真っ赤な色合いの欠けたタイルに顔が付いているような様相。

手も足もなく、どうやって移動しているのかも分からなかったけれども、そいつはオレのところまでやってきた。

「先生に診てもらえれば、もう、ここでも生きていける。心配ない。」

どこかからそんな声が聞こえる。

周りを見ると、真っ赤なタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイルタイル・・・

生きていける・・・なぜ?何のために?何になって?

生きていくって・・・どう言う事。

突然、急激な熱さが襲ってくる。

熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い熱い・・・

やっと、あの高温から抜け出したのに・・・なんだこの仕打ちは・・・

思い出す。あの地獄のような高温の中。

暑いと感じる前に、汗が吹き出し、着ていた衣類は水浸しになる。そんなあの高温だ。

苦しい・・・暑い・・・喉がヒリヒリと痛い・・・助けてくれ・・・

これで、生きていける。

生きていける・・・

生きていける・・・

誰と・・・?

さようなら・・・

 

そして、目を覚ましました。

まぁね、何でこんな夢を見たかって言うと、理由は簡単なんだ。

風邪を治すために、布団ひっ被って汗をダラダラかきながら寝てたからなんだろうけどね。

にしても、32歳最初の夢がこれで良いのか?

いや。これで良いのだ。

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