- 2016年1月8日 20:41 CAT :
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作画監督・原画は菖蒲隆彦
アンパンマンと言うアニメをご存じだろうか。
知らない奴は、アンパンでも食って死ねば良い。そして、あの世でやなせ先生に土下座して、今度は虫にでも生まれ変われ。
娘もご多分に漏れずアンパンマンが大好き。オレも、よく一緒にアンパンマンを見てる。
たんまりキャラクターが出てくるアンパンマン。
その中の一人に、「ダテマキマン」と言う奴が居る。
(参考画像)
取り合えず、手当たり次第に伊達巻をふるまう伊達男と言うよく分からない設定のキャラクターで、口癖は「お嬢さんが先でい!」。
何となく、伊達男を誤解してるような節がある気もしないけれども・・・
この「ダテマキマン」が作中で作る「伊達巻」がそれはそれは美味しそうななんだよ。
オレもメッチャ食べたい・・・・伊達巻・・・
それを思い始めたのは、昨年の初めころ。
もうお節シーズンも終了していたため、どこに行っても伊達巻なんて売ってなかった。
嫁の「(毎年、オレのおかんが作って渡してくれてるお節に)今年は入ってなかったけど、来年のお節に入ってるから」と言う説得で、仕様が無く次のお節を待つ事に。
1年が過ぎた。
その間も、娘がダテマキマンの回のDVDを見るたびに後ろで涎を垂らしつつ耐えに耐えた。
そして、今年の大みそか。満を持して実家へ。
おかんがお節を作ってるのを横目に見ながら「伊達巻は入ってるか?」と聞くと、「ううん。去年と一緒で出汁巻き卵作ったよ。」と。
のおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
1年待ったのに、出し巻き卵!!
いや、出汁巻き卵美味しいけどな。
でも、オレが食べたいのは・・・甘くてふんわりした伊達巻なんだよ。
チョッと塩味のきいた卵焼きじゃあないんだよ。
思えば、去年入ってなかったものが、今年入ってるはずはない。嫁に騙された・・・
意気消沈しつつ、正月は塩味のきいた卵焼き野郎を食べて過ごした。
正月明け。買い物に行った時、今度こそオレは、伊達巻を買う!!と意気込んでいたものの、もうお節シーズンも終了していたため、どこに行っても伊達巻なんて売ってなかった。
これ・・・去年も体験した奴や!!
この後、きっと嫁が「(毎年、オレのおかんが作って渡してくれてるお節に)今年は入ってなかったけど、来年のお節に入ってるから」と言う説得してきて、オレはしぶしぶ1年待つ奴!!
そして、またお節に出汁巻き卵が入ってる奴や!!
永遠に続く「出汁巻き卵ループ」から抜け出さなくては、オレの2016年は始まらない。
その時ふと目にしたのは・・・「はんぺん」だった。
実は、昨年の夏頃、どうしても「伊達巻」を食べたくて、クックパッドで作り方を調べたら「はんぺん」を使う事で、作れると書いてあったんだよ。
ただ夏は夏でどこにも「はんぺん」を売って無くて、そっちはそっちで諦めた。と言う過去があった。
これは、神がオレに「伊達巻を焼きなさい」と言ってる啓示。
オレは、その1枚80円のはんぺんを握りしめ、家に帰った。
早速、(すり鉢など無いので)フードプロセッサに卵、はんぺん、みりん、砂糖をぶち込んで、ヨガファイア。
出来た奴を弱火でコトコト焼いて、出来た奴をマキス(だったっけ?)でオラオラ巻いていく。
ここで、ゴムをして一旦冷やす。
広げて切ってみると・・・
伊達巻じゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!
裏返して焼かなかったから、焦げ目の部分が若干少ないけど、これは誰が何と言おうと伊達巻だ。
と言う事で、早速「お嬢さんが先でい!!」と、娘にあげてみた。
「メッチャ美味しいよ。」
1年の闘いに、今、終止符がうたれた。
オレも食べてみたけど、それはそれは美味かったよ。そりゃあ、1年待ったからな。
嫁にも、買ってきたのより美味しいって言われたし。
最早悔いなし。
ちなみに、この次の日も、焼いて食べた。
そして、今も冷蔵庫の中には、はんぺんが眠っている。
もう暫くオレの伊達巻は止まらないぜ。
来年のお節には、オレが伊達巻焼いて持って行こうかな。とさえ思っている。
2016年。
それは、伊達巻の年。
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