2016年4月13日 1:42 CAT :
       

【志茂田さんマンガ堂】今更!!1年の結果発表・・・?

初期のころ、何とはなしにやってたこの「結果発表」・・・面倒くさくなって諸事情により、やめてしまったけれども、昨年8月、唐突に半年の結果発表を致しました。

・・・で、それから8カ月・・・!?もうそんなに経ってしまったのかよ。

1周年でやろうと思ってた。

思ってたんだよ。

実際、ブログのネタ帳にはかなり前から「マンガ堂1周年結果発表」の文字があったんだ。

と言う事で、今更ながら、結果発表をして行こうかと思ったんだけど、新都社に載せてる関係で、「us」だけ断トツで1位になってしまって、イマイチ面白くない。

いやね、全部同じ条件なら、それもよし何だけれども、こいつは不公平だぜ!!ヘヘヘイ。

どうしようかなぁ~と思案した結果、やってはいけない禁断の果実に手を出す事にしました。

つまり、逆結果発表。

誰も読んでねえよランキング。

一生懸命描いたマンガを、丁寧に1ページずつスキャナーで取り込んで、読みやすいように画像加工し、弟の手によって写植し、ページまで作って公開したのに誰も読んでない。

そんなマンガを発表して行こうじゃありませんか。

ただ、誰も読んでなくたって、オレは、心を込めて、命を削って描いた思い入れの深いものには違いない訳で、その辺の無駄に熱い気持ちも併せて、描いて行きますです。ハイ。

一応、集計方法については、短編も含めたマンガ堂にアップしたマンガが対象(アスシリーズを除く)。長編マンガについては、シリーズ全体のアクセス数を話数で割った数字、短編はそのままアクセス数でカウントしたあるよ。(集計期間は、マンガ堂をアップした昨年の1月17日~今年の1月17日までの1年間ね)

と言う事で、出来る事なら知りたくなかった、せっかく上げたのに誰も読んでなかったランキングTOP5!!

 

 

第5位 原稿マンガ短編【ZH】
ふざけんな!!

人生で初めて原稿に描いたまぢマンガなんだぞ。

オレが有名になったりとかしたら、「初めて描いたマンガ」とか言って、メディアとかで色々紹介される類のマンガなんだぞ。

すみません。調子に乗りました。失言でした。

いやしかし・・・こんなに読まれてなかったとは・・・個人的にはさぞかし思い入れ深い物語だったのに・・・

とは言え、良く考えたら、オチが既存のものと被ってたから、途中で描くのをやめてしまったと言う中途半端なマンガをいったい誰が読みたいんだ。と思わなくもないです。

中途半端なものをあげてしまって、申し訳ありませんでした。

ただ、このマンガのネタを思いついた中学2年生のころには、ホントに自分の事を天才だと信じて疑わなかった訳で、この物語にしたって、「天才でなければ思い付かない最高のネタ」だと思ってたんだよ。

ついでに言うと、手塚大先生とオチが被った事についても「手塚治虫も大した事ねえな。オレでも思いつくていどのオチじゃねえか」とか思ってさえいた。

その分、ものすごく丁寧に丁寧に描いていったんだけどな・・・同時期に描いてた漫画は、多分「マリオネット」とかだと思うんだけど、見比べてほしい。

どのくらい丁寧に描いているか。

いや・・・もう何を書いても悲しいだけか・・・・

 

 

同率3位 ノートマンガ長編【marionette】
嬉しくもない同率が2つありますよ~

そのひとつが、marionette。

いやいや、集計期間中にはまだ2話しかアップしていからね。と言う言い訳をしたいけれども、基本的に、「最初の1話目はどのマンガでもアクセス数がかなり高くなる傾向にある」と言う事実を考慮して考えると、「1話目すら誰も読んでなかった上に、ほとんどの人が1話目で切ってしまって2話目を読まなかった。」と言う事だと思う。

ふざけんな!!

いや。失礼。失言でした。

そもそもこのマンガ。描き始めた当初、ストーリーマンガは「First End」で描き切る事が出来たから、今度は新しいやり方で描いていこうと考えてた。

で、幾つかの断片的な情報を散文的に描いていきつつ、それが、最終的に一つの物語となって紡ぎだされる。そんな物語にしようとした訳でございます。

だから、他のマンガみたいに1話1話で、ある程度起承転結を付けて、最後に引きを作るような構成をしてない。

逆に言えば、1話だけ読んでも面白くないマンガ何だと思う。

メッチャキレイな風景を書いた絵のパズルがあったとして、そのパズルの1ピースを眺めてもキレイだと思えないような・・・そんな感じだ!!

このマンガに関しては、そう言う意味で1話ごとではなく、完結した後にこそ本当の面白さが分かるマンガと言う事ですよ。

ただ、ちゃんと全部が繋がっていて、しっかり伏線も改修されて、読後感も素晴らしい・・・かと言えば、そんな訳はないよ。

中学2年生が描いたマンガを舐めないでほしい。

描きたい衝動だけは強いけど、描きたいものは無いんだよ。

 

 

同率3位 ノートマンガ長編【クィングイングの冒険】
第1話をマンガ堂アップの一番最初にしたマンガ。

言って見ればマンガ堂で一番長い間人目にさらし続けたマンガ。

なのに、誰も読んでないとはどういう事だ!!

しかも、このマンガ鉛筆で描いてるし、濃淡も一定しないから取り込みも加工もメッチャ手間なんだぞ!!

ふざけんな。バーロー。

いや。失礼。失言でした。

人生で一番最初に描いたマンガで、思い入れもかなり強い作品でございます。

幼稚園の頃良く描いてたキャラクターを使って、小学1年生のころから描き始めたマンガ。結局、最後の話を描いたのが小学5年生くらいだったから、オレは小学生時代をクィングイングと共に成長してきたと言っても過言ではない。

マンガの描き方何て知るはずもなかった当時、唯一手元にあったマンガは、おかんの持ってた「ベルサイユのばら」だけだったので、それを見ながら一生懸命マンガらしいものを描いたんだ。

あれが「ベルサイユのばら」じゃなくて、普通のコマ割りな少年マンガだったらもう少し描きやすかったと思う。

でも、「ベルサイユのばら」しかなかったからしょうがない。

その結果、未だに描くマンガのコマ割りは変なままだ。そして、オレの奥底でそれが正しいと叫んでいるせいで、普通の四角いコマ割りを描きたくない。

そんなまさに原点ともいえるマンガ。

どんなに画力が上がったとしても、このマンガと同じものを描く事は絶対にできないと思う。

 

 

第2位 ノートマンガ長編【First End Was Born】
まさかの「was born」が2位・・・

超名作と自負している「First End」の回収しきれなかった伏線を全て回収しきった言ってみれば裏の公式本みたいな(良く分からん表現だけれども!)このマンガが誰も読んでないだと!!?

ふざけんな。バーロー。イモガイに刺されてしまえ!!

いや。失礼。失言でした。

このマンガについては、何となく分かっておりました。だって、自分でも描いてて面白くなくて、途中でやめてしまったんだもん。面白くなくて途中で投げ出してしまったマンガは小学生のころから鑑みても、「森」って作品とこの「Was Born」だけだ。「森」もその内アップすると思うけれども・・・

藤子・F・不二雄先生曰く「本人が楽しんで描いてないものなんて、読者も絶対に楽しくない」。

まさにその通りでございます。

ぐうの音も出ませぬ。

ただ実は、この話の最後・・・もう少しちゃんと描いてれば結構凄いお話だった事を考えると、いつかリメイクしたいとは思ってたりする。

オレの描くマンガは、その全てが繋がってる。と言うより、頭の中にひとつの世界があって、その中の出来事をチョコチョコつまんできて、シリーズとしてマンガに描いてる。そんな感じ。

で、この「Was Born」がちゃんと描き切れていれば、実は「First End」と「Marionette」、そして、まだ未アップの「G」と言うマンガに繋がっていく物語・・・の予定だったんだよ。

だから、この「Was Born」の最後に出てきて思わせぶりなセリフを言ってるのは、「Marionette」に出てくる「ラーム=アイ」。

そしてここから、色んな物語が広がっていく。

「Marionette」はもちろん、「G」も「us」も「ランナウェイデイズ」も全て・・・

そんなターニングポイントになるマンガこそ、この「Was Born」でございます。

 

 

そして・・・この1年間で、最も誰にも読まれてなかったマンガは・・・

 

 

 

 

 

 

第1位 ノートマンガ長編【First End】
生まれて初めて描いたストーリーマンガにして、ちゃんとした人間が出てくるこの超名作が1年間で誰も読まれてないだとおおおおおおおおお!!!

一番1話辺りアクセスが多かった「やみ。世界」と比べると、1話ごとのアクセス数が10倍以上違うだとおおおおおおおおお!!

全24話の総アクセス数が、「やみ。世界」の4話分の総アクセス数の半分以下だとおおおおおおおおおお!!

ふざけんな。バーロー。イモガイに刺されてしまえ!!猿蟹合戦のサルみたいにうんこ踏んで足滑らしてこけた所に臼が落ちてきてつぶれて死ね!!

いや。失礼。湿原でした。

まぁね。「Was Born」が2位の段階でチョッとそんな気はしてたけども・・・本当に、これが一番不人気とは・・・

何と言うか、話数を重ねるごとに見るみるアクセス数が落ちて行ってるので、多分、面白くない。しかも、いつになっても面白くならない。そう言う事なんだろうね。

ただ、最終話だけは、全24話で3位のアクセス数だったので、最後にチラッと見てくれた人がチョッとはいてくれてと言う事か・・・

今回は1話ごとのアクセス数を出したからあれだけれども、24話全部の総合計でぶち当たっていけば、短編で人気上位の「口頭無形」や「終わりの休日」1話分のアクセス数とは何とか善戦出来たんだよ。

出来たからなんだと言われてば、それまでだけれども・・・

しかしマァ、何と言うか、ちょっとショックでございます。

こんなに読まれてなかったとは・・・

ストーリーマンガと言うだけでなく、「Was Born」の所でも書いたけれども、この話から全ての物語が紡ぎだされ始めるまさに「始まりの物語」な訳で、この話が無ければ、その後の話もない。その位重要な話なのにな・・・

表現力って大切ですね。

それが無ければ、どれだけ面白いお話でも、誰も見向きもしてくれない。

優しい世界ではなかったという事か。

まぁ、この話もいつの日か・・・リメイクしてやる。・・・とは、あんまり思わないか。

 

と、そんな感じで集計段階からテンションダダ下がりのランキングでした。

思わず熱くなってしまい、想定よりはるかに長い長い記事になってしまった・・・

まぁ、誰にも読まれなくても、一つ一つのお話にはその位思い入れがあると言う事でございます。

描き始める時には、もう本当にその話のことしか頭にない位、メッチャ考えに考え抜いて描いたマンガな訳で、描くときだって、本当に一生懸命心をこめて描いてる訳でございます。

それを小学生の頃からもう25年以上続けてきて、未だに、同じようなスタンスでマンガを描き続けてる。そう考えると、割と自分では凄いと思うんだけど、そうでもないんだろうか・・・

最後にその歩みを・・・と言う事で、記念すべき「クィングイングの冒険」の第1話1ページ目と一番最近書いた「やみ。世界」第5話の最終ページを並べて載せて、この記事を閉じようか。

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一番最初に描いたマンガ。

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アップしてる中で一番最近描いたマンガ。

ではでは。長々となってしまったけど、今日のところはこのあたりで・・・

最後に、リンクを貼っておこうか。

今回紹介したマンガは全てここで読めるよ ⇒ 志茂田さんマンガ堂

金なんか取るはずもなし。

全部無料だ。

暇で暇で何もすることが無くて、暇つぶしにやる事すら何も思いつかなくなった時に、チョッと覗いてみても良いと思う。

では、さようなら。

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