2020年11月22日 2:33 CAT :
       

軍曹と言えば「アシダカグモ」ではなく「ジョンソン」派

学生時代、気が狂ったように遊んだゲームが2つある。

ひとつは「カプエス2」。

もう一つは「HALO」。

大学でオレは、物凄い慕ってた先輩が一人いて、その人は名前を綱島先輩と言うので、伏字でT先輩とする。

つな…T先輩は、大学の演劇部にいた人で、オレが演劇部に入った時から先輩が卒業するまで、ホントによく遊んだんだよ。

こいつが、もう、本当に気持ち悪い変態で、当時、部屋にこもってマンガ描くくらいしか能がなかったオレは、色んな事を教えてもらった。

初めて自分のパソコンを手に入れたのも、このT先輩が組み立てたPCだった。

伊駒一平のマンガにはまったのは、このT先輩のせいだった。

んで、この先輩がまた格ゲー糞強くかったんだよ。

オレも格ゲー全盛期にゲーセンに入り浸ってたので、そこそこ格ゲーとか出来ると思ってた。実際に、ゲーセンで乱入しても、勝ち越した感じ。

なのに、まぁ、これが笑う位勝てない。KOFやれば、30回対戦して、1回も一人目すら倒せなかった。

何としても勝ちたい。でも、KOFでは正直絶対勝てないと思ったオレは、T先輩に「お前に絶対勝ちたいけど、KOFじゃ、卒業までに勝てる気がしない」と謎の相談をした。

あいつはオレに「じゃあ、カプエスやるか。あれはオレほとんどやった事ないから、もしかしたら負けるかもな」と言った。

オレは急いで、ゲームショップに行き、そこで売ってたカプエス2を買った。

その日から、部活が終わったらT先輩はオレの家に来て、2人で延々カプエス2で対戦し続けた。

キャンセルの時のフレームの話とか、立ち回りのコツとか、本当に基礎からちゃんと教えてもらった。

「キャラ変えてたらうまくなれないから、自分の相性のいいキャラを選んで、ずっとそいつを使い続けな。」と言われ、それから、T先輩が卒業するまでオレは、Cグルーブのテリー(レシオ1)、覇王丸(レシオ2)、E本田(レシオ1)の不動のメンバーで挑み続けた。順番はおろかレシオすら変えたことはなかった。

T先輩が卒業するころには、チョッと良い勝負が出来るようになってた。さすがに、30戦して一人も倒せないとか言う事も無くなった。

T先輩は、本気じゃなくて、遊びながらだけど、本当に1年近くずっと付き合ってくれた。

結局、マジでやって1度も勝てなかった(遊びで変なキャラとか使った時にまぐれで勝つ事はあったけど)。

T先輩は、響が愛キャラで、響のオリコンはそれはそれはやばかったな。

もう一つの「HALO」だ。

オレにX-BOXを教えてくれたのも、綱…T先輩だった。

ある日、めっちゃ面白いゲームが、X-BOXで出た。と言って、教えてくれたのが「HALO」だった。FSPなんかやった事もなかったので、初めてやった時は、3D酔いが酷くて、どうしようもなかった。

そもそも、オレはカプエスで忙しかったので、他のゲームなんかやってる暇はない。

時々、連れみんながT先輩の家に集合して、HALOしてる時に呼ばれていった時とかにはやったけど、オレは、遠くからスナイパーライフルでうち殺されるだけの的だった。

当時、T先輩は自分の仲間や後輩皆にX-BOXを買わせて、それを全部繋げて、16人対戦をすることにはまってた。

そんなときの数合わせでオレもよく呼ばれたんだよ。

「お前も、ぺけ箱(X-boxの事をそう呼んでた)買えよ。一緒にHALOやろうぜ」と何度も誘われたけど、オレは「お前の言う事聞いて買わされるのめっちゃ癪だから絶対いや。カプエスで勝てたら、考えてやるわ」みたいなことを言ってたと思う。

結局、T先輩が卒業するまで、オレはX-boxは買わなかったし、カプエスでも勝てなかった。

T先輩がいなくなって、オレはマジで心にぽっかり穴が空いたようになってしまった。

(毎日一緒にゲームしてたけど、このゲーム以外にも面白い事一杯やったんだよ。それは、また別の機会に…でも。)

オレはもうカプエスも、やらなくなってた

ある日、当時組んでたバンドでドラムをしてたヨワヨワさんから「今度X-boxのHALO同梱パックが出るんやけど、かなりお得ななんよ。本体価格だけで、HALO込みで4つくらいのソフトが付いてくる限定セット。これ買う?」と聞かれた。

アイツは、当時大学近くのTSUTAYAでバイトしてて、そこでバイト特権で特別に予約を回してくれるとか何とか・・・

X-boxにもHALOにも何の興味もなかったけど、オレはその話に乗って、X-boxを購入した。

何でだったのか良く分からない。あんなに、T先輩に誘われてもかたくなに断ってたのに。

手に入れたX-boxでHALOをプレイした。まずは、イージーモードで。

ただ撃ち殺される的でしかなかったのに、一人でやり始めると、めっちゃ面白かったよ。

それから、どんどんのめり込んでいった。

レジェンドモードでもクリアー出来る程度にうまくなった頃、ヨワヨワさん含めて4人で対戦をした。

まだ、全然ヨワヨワさんたちにボコボコにされるだけだけど、少しは立ち回れるようになってた。そして、その尋常じゃない面白さに気が付いてしまった。

と同時、「これT先輩としたかったな」と言う不思議な後悔にすごく襲われた。

オレは、何をやっても絶対に勝てないと分かってるT先輩に対して、悪態をつくことで、自分のどうでもいいプライドを守ろうとしてたんだと思うんだ。

T先輩は、別の専門学校を卒業してから、4年制の大学に入り直した変わり者だったので、オレより6歳~7歳くらい年上だった。

そんな人が、高校卒業したばっかりのガキ相手の戯言に付き合ってくれて、悪態ついてもいつもニコニコしてた。多分、敬語とか使ったこともなかったんじゃないかな。

T先輩とは、ホント大っぴらに語るにはぎりぎりアウトな事も含めて、大学時代の半分くらいはずっと一緒に居た。(残りの半分は、屠殺されてしまったぶーと一緒に居る事になるんだけども)

今なら素直に尊敬して、もう少しうまく付き合えたんだろうなとは思う。

でもまぁ、それはそれ。

別に後悔とかしてるわけでもないんだよ。

結局、その後オレはHALOに激ハマりして、ネット対戦も含めて廃人の1歩手前になるほど遊び倒した。

何日徹夜したことか。

どれだけ学校さぼったことか。

学校さぼりすぎて、部活に引っ張ってこようと当時一人ぐらししてたオレの家まで迎えに来た部員のやつを部屋に連れ込んでそのまま、「HAMADA」と名付けた独自の対戦ルールで遊んだりもした。

大学卒業してどうしようもない糞ニートと化した後も変わらずやり続けた。

でも、結局、HALO3が出る事には、熱が冷めちゃって、一応HALO3まではやったんだけど、あんまり記憶が無いんだよね。

オレが一番やり倒したに残ってるのは、「オータムからの脱出」と「知られざる大地」なんだよな。あと、2の「武器庫」と「ハイチャリティ」も好きだったな。

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いやね。

何でこんな話をしたかと言うと、PC版で「Halo: The Master Chief Collection」なるものが2019年に発売されたらしいのよ。

ナンバリングの1~5までと、おまけの6作がセットになって5000円くらいだそうで。

これ見た瞬間、当時の記憶がありありと浮かんできましてですな、めっちゃ欲しくてしょうがない。

だってぺけ箱のコントローラー込みでも10000円くらいで帰る訳でしょ。

ただ、これを買ってしまうと、多分、オレは今から来年の春位までお仕事関係の人と全て音信不通になる可能性が非常に高い。

自制出来るのか・・・買ってしまうのか・・・

明日はどっちだ。

そんな話なんですよ。

マスターチーフに会いたい・・・

 

 

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