- 2023年4月20日 17:20 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その2
前回までのあらすじ!
二日連続での前回までのあらすじ!
と言う事で、今週も何とか「ひとときの暗がり」更新できました。
なんか昼夜逆転とか色々やってたせいで、曜日の感覚が分からなくなってて、アップが木曜日になってしまったけれども・・・
まぁ、ご愛嬌と言う事で。
一応、リンク張っておこう(↑)。
こちらでございます。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
そんなこんなで、第7話「評決」の話。
今回の話は、とにかく強烈に覚えている。
本文でも書いた通り、まぢで正真正銘自分で作った物語を、初めて何らかの形で発表しようとした試みだから。
小学生のころからずっと物語を描いてきた。
でも、ちょっと前に少し触れた通り、家族から否定され、学校では嘲笑された結果、誰にも見せずに黙々と描くようになった。
それから10年くらい。
そんな状態で、人に審査してもらって、あまつさえ演劇にすると言う事は、人に演じてもらうって言うんだからそれはそれは緊張したよ。そりゃあそうだって。
結果については、お話の方で書いた通り。
ただ、チョッとこの前後で小説には書かなったんだけど、「水野先輩(のモデルになった人)」と「黒崎先輩(のモデルになった人)」が二人で漫画を描いてるって話をしてて、その輪に入りたくて「オレも漫画描いてるんですよ」と話しかけたことがあった。
その際、「すごい!せっかくだから、どんな絵を描いてるか見せて」と言われて、当時、絶賛執筆中だった「ランナウェイデイズ」の主人公「レビ」と「ライト」を渾身の力で書いた。
でも、そのあまりにもへっぽっこな画力に両先輩から「あぁ・・・・」と言うどうしたらいいのか分からない溜息のようなものが漏れ、そのあと「なるほどね・・・」と言われた。
それ以降、オレに漫画を描いてる的な話は一切振られなかった。
漫画好きで、単行本をたくさん持ってたので、そっち関係で「あの漫画知ってる?」的な話はされたけども・・・
絵には昔から絶望的にコンプレックスを抱えていたから、この件についてはそれでも諦めはついた。
「オレは絵は描けないけど物語は掛け値なしにおもしれえんだ!」と言い聞かせることで、崩れかけていた自尊心を保とうとしてたんだよ。
その上での「マリオネット」だった。
ただ、ここでオレは少しだけ逃げを選んだ。
当たり前と言えば当たり前だけど、大体いつであっても今、自分が描いている物語が自分の最新の感性であって、一番面白いと思ってる。
昔描いた漫画面白かったのに、今描いてるのクッソ詰まんねえな。と思いながら漫画描いてる人なんて多分いない。いても少ないと思う。少なくともオレは違う。
オレが高校1年生のころ描いてたのは「ランナウェイデイズ」って漫画で、もちろん、これが当時一番最新の自分の感性で、当たり前に一番面白いと思ってた。
なのに、なぜ、この一世一代の台本執筆にすでに数年前に完結した「マリオネット」を持ってきたか。
多分、否定された時に「まぁ、昔描いた物語だしな」と言う逃げ場所を用意するためだったんだと思ってる。
この当時、オレはそうやって「全力を出していない」と言う言い訳ができるような状況を常に作ることで、実は自分は何の才能もないうんこ野郎だと言う事に気づかないように努力してた。
今は、そんな言い訳はしないように心がけてる。
どんなことでも全力でぶち当たって「これが今の全力です」と素直に言えるようなった。
これが成長なのかどうかは分からない。
でも、社会に出ると、「全力出さずに、適当にやりましたので」と中途半端なものを出したとしても、「しっかり作品を作りこむことができないクソ野郎」であり「この程度の実力しかないのに言い訳ばっかりしてる鬼畜米英」と言う烙印を押されるだけなんだよね。
もちろん否定されればやっぱり一生懸命頑張った分へこみはする。
でも、何となく「全力を出してないからな」と言う逃げ道を作って雑なものを作ってた頃より、色んな事で成長は出来てるような気がしていたりもする。
漫画を描く時、適当で雑なネームではなくなった。
一生懸命原稿描いてる。
小説書く時も、何度も読み直して推敲して、納得した上で更新してる。
ブログでさえ、書く殴りはしてない。描き終わった後、チョッと時間を空けて読み直して、文章のつながりとか直してる。
誤字脱字は、どれだけ注意しても見落としてしまう星のもとに生まれてしまったので諦めているけども、それでも出来るだけ減らせるように努力してる。
あと、一生懸命やると多分、人生楽しくなるような気がする。
そう信じてる。
まぁいいや。
危うくまた3000文字とか書きそうになってたので、この辺でやめておこう。
1回で立ち消えにならなかったし。
それでは。
また次回。
2回で立ち消えになりませんように。
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