- 2023年5月2日 12:13 CAT :
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広い宇宙の上を遠い遠い自分に合うために歩き続ける変態
どうも。
アラフォーになって典型的な重度のADHDと診断されたものです。
ここ最近嫁とお話してて思ったんだけど、オレの周りにいる奴で、ADHDとは言わないけど、この手の障害に一つも当てはまらない人間が実はいない事に気が付いてしまった。
オレ自身がキチガイ過ぎて、オレの周りにキチガイしか残らなかったと言う話なら、まぁ、それはそれでしょうがないと思う。
思うんだけど、意外とそうでもなさそうな臭いがしている。
そもそもじゃあ、完全な人間って何なんだよ。
一般的に「美男」「美女」と言われる顔って、実はその人が認識する顔の平均値に如何に近いかと言う事らしい。
ちなみに、日本人女性数十人とかの顔を重ねて作った平均顔。
お世辞抜きでも美人だと思う人多いよね。
絵を描いている人なら理解してもらえると思うけれども、不細工な顔ってめっちゃ色んなバリエーションで描けるけど、色んな可愛い顔って意外と描けない。
人間は、一般的に特徴のない顔を「美形」と捉える習性があるらしい。美人は3日で飽きるってとは、よく言ったものだ。
そして、その平均値から外れている部分のことを「個性」と呼んでいる。
要するに個性的な人間とは、平均値から外れていると言う事でしかない。
個性的な顔。
個性的な性格。
個性的な声。
個性的な服装。
などこの辺りは、全て平均値から外れているね。と言う事。
集団心理の強い人間は、この平均から外れると言う事を極端に嫌い、自分も平均であろうとする。
逆に、集団心理が低い人間は、この平均から外れることを評価し、自分も平均から外れようとする。
それだけの話なんだよね。
結局のところ、冒頭のADHDだの、過集中だの、多動だのと言う分類も、平均と比べてどうかと言う話でしかないんだよ。
それを集団心理の強い人間が、平均から外れたヤツに病名をつけて自分の集団から弾いているに過ぎない。
オレは、集団心理で言えば確実に低い人間だと思う。
子どもの頃から、個性的だと言われ続けてきたよ。
それは、裏を返せば「平均から著しく外れた人間だね」と言う事だったんだろう。
別にいいじゃあないか。平均から著しく外れたって。
問題は、この平均から著しく外れると言う事じゃあなくて、その外れた部分の良し悪しを判断しようとしていることだと思う。
例えば、平均から著しく外れた賢さは評価される。
例えば、平均から著しく外れた足の速さは評価される。
でも、平均から著しく外れた容姿は見下される。
平均から著しく外れた性格は弾かれる。
めっちゃ変な性格の奴も、めっちゃ不細工な奴も、めっちゃ賢いやつも、めっちゃ足の速いやつも、何だったら足のないやつも、みんな平等に「個性的だね!」って事にして、一絡げにすれば、きっと世界は平和になるような気がする。
でも、それは出来ない。
人類は集団心理によって、生存競争を生き抜いてきた過去がある。
それが強烈に本能に刻み込められている以上、集団心理から離れることはできないだろうから、結局はこの話も理想論でしかない。
オレは集団心理の低い人間なんじゃなくて、集団心理から弾かれ続けた結果低くなってしまった人間なんだよ。
平均的な立ち居振る舞いができていれば、集団の中でうまく生きて行けただろう。
そうしたら、オレだって集団心理の強い人間になって、平均から外れていることを「個性的」とみることは出来なかったと思う。
差別も侮蔑も羨望も全て、自分の所属している集団の平均から著しく外れる「個性」の存在が生み出し続けると言う事ですよ。
人類の歴史が記録に残るようになってから、数千年。
その間、本当に世界から争いがなかった全くなかった期間は1秒たりとも存在しないらしい。
世界のどこかで常に、争いは起こり続けてきた。
そして、これからも起こり続けるんだろうね。
こういう個性的な服装が世界にあふれればいいのに。
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