2023年10月12日 12:43 CAT :
       

息の無いおばあに飯を運ぶ 子どもは何も知らぬまま

あとできれば今年中に1話短編を描きたい。

実は、もうネームがほぼ出来上がっているものがあったりする。

今年の初めころからチョクチョクタイトルは出ていた「出来すぎた準備」と言うお話。

なんだけど、ここ最近、何となく自分が描きたいと思うものが見えてきたような気がしていて、この「出来すぎた準備」はその枠にはまらないと思い始めた。

ふんわりとだけれども、頭の中にあるイメージ。

オレが昔から短編漫画で描きたいとずっと思ってたイメージは、「あはれ」な情景。「哀れ」でも「憐れ」でもなく「あはれ」。

学生時代、日野日出志と言う超大御所ホラー漫画家の「蔵六の奇病」と言う漫画を読んで、どれほどに心を打たれたか。

自分が描きたかったイメージがそこに存在していた。

でも、何となく違う。何が違うか分からないけれども、少しだけ違う。

つげ義春の「ねじ式」も相当近いけど少しだけ違う。

しりあがり寿の「箱舟」や「ジャガランダ」も相当近いけど少しだけ違う。

しばらくして、探し求めていた答えにたどり着いた。

それは、前述の日野日出志が描いた「白い世界」と言う作品だった。

完全に答えが出た。

と同時に、自分の描きたかった情景がそこに存在している以上、自分が漫画で描いてもしょうがないとも思った。

中学生の頃、自分の頭の中にある世界をとにかく形にしようと思いたち、形にするための物語を作ってきた。

今もその作業の途中ではある。

そっちはそっちで続けていくつもり。

なんだけども、改めてこの昔描きたかった頭の中にあったイメージに挑戦してみたいなと思ってるんだよ。

「おもちゃはおもちゃばこ」と言う短編を以前描いたんだけど、あれは相当イメージに近かったように感じる。

でも少しだけ違った。

時間はかかるかも知れないけど、満足のいく形の短編を一つ描いてみようと思っております。

それとは別で、「風を切る日々」の方は、何とか今月分の作画完了したよ。

バスタードにならなくてよかった・・・

こちらは10月18日更新予定でございます。

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