2024年8月16日 12:42 CAT :
       

マンガ悲喜こもごもを書いたら長くなったので何度かに分けて水増しする作戦~その4

昨日の続き。

以下、コピペを書いてから始めます。

実家からごっそり漫画を持ってきたので、それも含めて最近読んだマンガについてチラホラ書いてみようかと・・・

初めて読んだ奴と、過去に読んでいて久々に読み返したものがごった煮になっておりんす。

チョッと前に書いた【積みと罪と罰】の奴は省いてる・・・つもりだったけど「たま」の奴だけ被ってた。それはまぁ、ご愛嬌と言う事で・・・

コピペは以上です。

 

 

【爆音列島】

連載当時読んでた感想としては正直「暴走族って結局走って迷惑をかけてるだけで、日常はつまんないな」と言う感じだった。高橋先生の作品の中では、あまり評価が高くない印象(それでも相当面白いんだけど)。でも、今回読み直して印象が180度変わった。とんでもなく面白い。これについては、先日の「じゅげむの夏」と同じと同じで、結局のところ青春の中にいる時、青春ものの物語は心に響かないだけなんだよ。特に、後半のみんなが自分道を見つけていく中、タカシが自分の将来を考え始めるあたりから飛んでもなく面白かった。そして、最後のヨンフォアを中学生に渡す展開では、涙すらこぼれた。暴走族に震えて、ヤンキーにカツアゲされてた側なのに、タカシにとんでもなく感情移入してしまった。これはおっさんになってから読む漫画だった。今回で、高橋先生の作品で一番好きになりました。

 

 

【ヒストリエ】

説明不要の名作だよね。今回、新刊発売に合わせて改めて1巻から読み直した。そして、また新しい発見が多数あった。一番は12巻の展開を読んで1巻の段階から「フィリッポス」がゆくゆくは「アンティゴノス」になって「エウメネス」と共闘する展開を考えていたんだなと言う部分。まぁ、その展開描かれないような気がしてるけれども・・・あと、やっぱり「カロン」と「エウメネス」のやり取りは、何度読んでも涙腺に来るね。素晴らしい構成だと思う。コレを10年以上かけて描きあげてるんだから、それだけでも歴史に残る名作だよ。となるとどうしても、東方遠征まで、岩明先生のこの作風で読んでみたいと言うわがままが出てきてしまう・・・

 

 

【サバイビー】

「マキバオー」にどれだけ感動したか。そして、オレが人生で一番好きなギャグマンガは未だに「モンモンモン」。そんなつの丸先生の隠れた名作が、この「サバイビー」わずか3巻での打ち切りと言うのが本当に惜しい。これから面白くなるんじゃん!ってところで終わってしまってる。掲載誌が「ジャンプ」じゃなくて「ジャンプスクエア」、もしくは会社違うけど「アフタヌーン」なら・・・とか、たらればを考えてしまうけど、ジャンプでは難しかったんだろうね。テーマ的にも展開的にも・・・人間でやれば重すぎる展開を昆虫を主軸にすることで薄められる予定だったのに、つの丸先生の描く昆虫があまりにも人間味が強すぎて、結局想定を超えて読者にとって重すぎる展開になったんだろう。青年誌なら、寧ろその展開が大好物な読者もいっぱい居ただろうに。

 

 

【狂四郎2030】

これも大好きで超敬愛する徳弘先生の名作。今回漫画を持ってきて一番嬉しかったのが徳弘先生の漫画を読み放題になった事と言ってもいいくらい。ぶっちゃけ、「ターちゃん」も「バンパイア」も「亭主元気で犬が良い」も今、読み直してる所だったりするんだよ。こんな事言って良いのか分からないけど、最もストーリーテラーとして徳弘先生が脂がのってた作品だと思ってる。ギャグとシリアスが奇跡のバランスで成り立っていて、重すぎて目を背けたくなるような展開なのに、読後感は何故か爽やか。よく言われる説教臭いという評価も、「バンパイヤ」とかと比べるとほとんど気にならない。むしろ「バンパイヤ」で言われ過ぎたせいで、それ以降、人情もの路線に切り替わってしまったのが実に口惜しい。今の時代に伝えるべき徳弘先生の厳しい世界観をぜひ読みたいです。

 

 

長くなったので今日のところはこの辺で。

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