2025年6月5日 12:12 CAT :
       

僕はあの頃の君でいてくれることが何よりもうれしいんだ~前編

先日大人買いした「ハーメルンのバイオリン弾き」を読み終わった。

この漫画については、前にも少し書いたけれども、せっかく全部読んだので、その感想をツラツラと書いておこうかなと思っております。

いや、いつぞやの「ホムンクルス」みたいな徹底考察は流石にやらないけどな。

って言うか、30年以上前の作品だったと言う事に結構な衝撃を受けている。

前にも書いたけど、それをオレの実体験に置き替えると、今ジャンプを読んでるヤツにとっては「火の鳥」とかその位の感じなんだよね。

もう、古典だ。古典。

なので、古典としてこの物語を読んでいこうじゃないかと言う事ですよ。

今回読んでいて思ったことがいくつかあるので、その辺りをチョッと箇条書きで挙げてみた。

「ハーメルンのバイオリン弾き」

 

 

【やっぱり古典だった】
これが今回読んでて一番思った事だったかもしれない。

絵が古いと言うのはまぁ言わずものがなと言うか・・・90年代のアニメとかの感じに近い、あの奇形みたいな極端な顔とかは、相当人を選ぶよな。

当時でもまぁまぁ人を選んだだろうあの絵柄は、今の時代では相当受け入れるのが難しいと思う。

普遍性のある絵柄ではないよね。

併せて要所要所に今の時代に読むとかなり痛い表現がある。

これも読んでいて、かなり障害になる気がするよなぁ~。

 

 

【伏線が伏線じゃなかった】
昔読んだ時と比べて、オレが大人になってしまってた。

と言うか、時代的なものもあるのかも知れないけど、伏線が伏線じゃない。物凄く分かり易い。

それは、少年誌としては正しい表現なんだよ。

実際オレが読んでた少年の頃には伏線スゲェ~!ってなってた。

ただ、今になって読むと伏線じゃなかった。と言うだけの話だ。

フルートにお兄ちゃんがいて、その人がベースの若い方の人なのはスフォルツェンド編の段階くらいから分かるように描かれてた。

まぁ、これに関しては、マイナスではないような気もする。

むしろ、ハンターハンターみたいな複雑で難解な伏線を小学生が読んで理解できるのかって話。

小~中学生くらいが読むのであれば、丁度良い位の伏線なのかもしれない。

 

 

【総力戦じゃなかった】
オレが「ハーメルンのバイオリン弾き」で一番好きだったのは、最終決戦のスケールと総力戦の凄さだった。

・・・と思ってた。

でも、今回読み直してみると「あれ?」ってなってしまった。

確かに最終決戦の最初はとんでもないスケールと総力戦なんだけど、そのほとんどがケストラーの力の強さを見せるためのフリに使われてしまってて、結局最後の戦いにおいては、フルートとハーメル対ケストラーと言う実にこじんまりとした戦いになってた。

何かこの辺がかなり記憶と違うんだけど・・・こんな感じだったっけなぁ~?

 

 

【魔族化したハーメルのデザインがダサすぎる】
ケストラー戦で完全魔族化したハーメルのデザインが絶望的にダサい。

ただ、これって渡辺先生のモンスターデザインがダメと言う話じゃない。

実際、他のモンスターのデザインはメッチャカッコいいし、あれだけ色んなモンスターが居ながら、ケストラーは角が生えた美形の人間にするなど、抜群のセンスだと思う。

それだけになぜ・・・

あのハーメルのデザインだけは、どう頑張っても擁護の仕様がない。

人間的なハーメルが完全に魔族化したと言う事を見せつつも、ハーメルだと認識できるようにと言う苦心の結果なんだろうと思うんだけど、それでもやっぱり擁護の仕様がない。

オル・ゴール編でフルートを突き殺した時の魔族化したハーメルはめっちゃカッコよかったのに・・・

 

 

と言った感じで、こんな感じで挙げてみたけど、まだまだ言いたい事はある。

そして、長くなりすぎたので続きは明日にしましょうかね。

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