2010年12月19日 2:47 CAT :
       

いけいけ綾南!ポセポセ綾南!

何とか1週間を生き延びた。

様な感じ。

毎日、通勤の車中では「華麗に舞え」を聴いて「振り向くな目を背けるな 真実は今だけさ」と言い聞かせながら、気が付けば、土曜日だった。

最近、気晴らしと脳の活性化を図ると言う適当な名目で、映画をチョクチョク見ていたりする。

「バタリアン」を見て、改めてB級映画の素晴らしさを実感し、「さとうきび畑の唄」を見て、目が腫れるほど泣き散らし、「フォットショット」を見て、口角が吊り上がる様に笑い転げた。

んで、今日は、「本格未来進化映画 26世紀青年」を見た。

イメージとしては、「20世紀少年」のパロディーで、ケラケラと笑っておしまいかと思いきや、コレがなかなかどうしてしっかりとしたストーリーと、演出、世界観を構築していた。

もちろん、B級映画ではあるけれども。

ちょうど、つい最近読んで、色んな意味で絶望した「ポセイドン学園」を世界規模にしたような世界観。

頭の良い人間が子どもを1人作るうちに、バカが犬やネコみたいにポコポコ子どもを作っていくせいで、頭の良い人間が、バカに淘汰されてしまった世界で、現代の人間が立ち回ると言う、素敵な設定ながら、実は有り得ない事も無いような結構シビアな世界観。

(実際、日本でもその蛍光が見えてきてたりするし・・・)
基本的に、足し算すらままならない癖に、下ネタになると尋常じゃなくテンションが上がる人間像がまるでどこかで見た事があるような、凄まじいリアリティがある。

何か、倒れかけたビルを紐で縛ってたり、黒人レスラー崩れがアメリカ大統領だったり、医者がモヒカンだったりととにかく要所要所が異常にオレのツボにフィットしてくれる感じ。

ゲラゲラと笑いつつ、それで居て最後まで真剣に見てしまった。

驚くほどに、細部まで作りこまれた世界観と恐ろしく薄っぺらい設定が、まさにB級映画の真骨頂と言ったところか。

ちなみに、「26世紀青年」と言うタイトルは、あくまでも邦題で「Ideocracy(イデオクラシー)」と言うのが本来のタイトルらしい。

イデオロギーとデモクラシーの造語だろうな。

「20世紀少年」の未来像といろんな面でバッティングしてる。

しかも、こっちの方が先に製作されていた分、「浦沢が露骨にぱくって来るんなら、それをこっちだってネタにして、おまんま食ってやろうじゃないか!」と言う製作サイド(またはマーケティングサイド)の意気込みから、こんな邦題になっちゃったんだと思う。

何しか、かなりクオリティーの高いB級映画には違いないと思う。

ただ、笑えるかどうかは人それぞれだろうなぁ~・・・

WWEのプロレスを純粋に楽しめるヤツには最適な作品だろうて。

明日は、休みだぁ!!

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