2011年8月1日 0:35 CAT :
       

現れたアウシュビッツ

面白いネタが結構引き出しの中にたまってる。

今。

それは、妄想のネタであったり、実際の体験であったりとさまざまなんだけれども、ひょんな事から、後1ヶ月以内に小説「永遠の向こうにある果て」を書き上げなければいけない事になってしまったので、そっちに、全てをつぎ込んで言ってる感じになってしまった。

そうやって書き上げた作品は、果たして素敵な物語になるんだろうか・・・?
そもそも、これからあのお話がどうなって、そして、どう収束していくのかオレも全く分からない。

面白いのか?面白くないのか?
そんな基本的な事さえも分からない。

でも、物語を紡ぎ出すってそんなものだと思う。

さてさて。

庭に、蜂が沢山いる。

家の近くのどこかに巣があるんだろうけど、とにかく、沢山蜂がいる。

ぬんちゃくのお散歩も、庭の手入れも、洗濯物を干すのだって、今のままじゃあ、容易ではないわい。

(それをするのが、嫁だという事はおいといても)しかも、それがミツバチくらいなら可愛いものを、結構大きなアシナガバチだったりするもんだから、本気でビビッてしまう。

・・・と言うわけで、タナポンとこで、虐殺できるアイテムをゲット(万引きはしてない)してきて、レッツ虐殺!!
気持ちよく殺せる奴を要求したので、凄い強力な奴をくれた。

(万引きはしてない)
飛んでる蜂でも、しゅ~って吹きかけると、すぐに死ぬ。

ビックリするぐらいあっさり殺す事が出来る。

命を奪うなんて、本当に簡単なことだ。

ただ、一つだけ問題が・・・即死は、しないんだよ。

当たり前だけど。

吹きかけられた蜂は、多分、全身の筋肉が痙攣を起こし、まず動けなくなる。

そうして、地面に墜落した後、とてつもない苦痛にさい悩まれるんだろう。

ビクビクと痙攣しながら、苦しそうに手足を動かし、口をパクパクし、針を出し入れする。

そのまま、数分間。

少しずつ。

少しずつ。

動かなくなっていき、最後には完全に動かなくなる。

そして、多分死ぬんだろう。

そうやって、死んでいった蜂たちの死骸が、庭にたんまりとあった。

さながら、蜂のアウシュビッツ。

丁度、ガスで殺してるし、まさにそんな感じ。

あまりにも、死んでいく様が残酷で残酷で、一思いに踏み殺した奴も結構いる。

庭掃除の途中なら、ガリとかで頭を刎ねた奴もいた。

マリア・マンデルみたく恍惚の中で、そんな事をしたわけじゃあなくて、本当に、蜂を殺す事に抵抗があるんだって。

あんなに苦しんで死んでいく様を見ていられないんだって。

例えば、蜂が、オレに対して何の危害を加える事がなければ、絶対的に何もしない。

蝶やトンボが飛んでいても、捕まえたりもしない。

蜂だったから。

そう言い聞かせているものの、それでも、あの死に際の蜂の目が忘れられない。

そんなオレは、満足に虫も殺せないへたれ野郎と罵られるんだろうか?
いつか、オレもナラダッタのように、畜生道に突き落とされる時が来るんでしょうね。

アシタ聖人。

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