2016年6月10日 2:03 CAT :
       

ここまで来て出せなかった精子~中折れの恐怖をただ淡々と綴ってはいない~

最近、また色々やる時のBGMに自分の曲を聴くと言うドーピングをしております。

自分で作ってるんだから、当たり前と言えば当たり前なんだけど、この世で最もオレが聴いてて心地いいBGMだと思ってる。

マンガにしても、小説にしても、音楽にしても・・・自分以外の人が作ってるものも大好きだし、凄いものばっかりなのは間違いない。

ただそれであっても、自分で作ったもの以上にオレの感性とかそんな気持ち悪い部分にぴったりはまって抜け出せない奴はありえないと言う、そんな話ですよ。

それは、センスとか、画力とか、文章力とか、演奏力とかが優れていると言う意味じゃあない。そんなもので言ったら、オレのヘッポコ具合は、本来、人様にお見せ(お聴かせ)して良いレベルにすら達していない事くらい百も承知だ。合点承知の助だ。

分かってもらえるでしょうかね。

世界一演奏力の高いバンドがいたとしても、そのバンドが世界最高のバンドにはなりえないと言う事ですよ。

と言う事で、何かわからんけど、改めて自分の音楽聴いてて「この曲書いた人天才だ!!」と思った曲を色々ジャンル別に書きあげて行こう。・・・と言う、オナニーだ。あぁ・・・気持ちいい。色んな体液をぶちまけよう。あぁ・・・

 

○歌詞が好きな部門
「4千年王国」
歌詞・・・と言う意味で一番お気に入りなのは、やっぱりこの「4千年王国」だと思う。本当に、自分で言うのも何だけど、素晴らしく良い物語だと思うんだ。いつか、小説とかに描いてみたい気もするんだけど・・・描き切ったとしても「永遠の向こうにある果て」のスピンオフでしかないだろうし、多分、歌詞としての完成度以上のものは作れないと思うから書かないよ。

「イカサマサイコロ ダイスマン」
あんまり今まで意識した事無かったんだけど、今回聴き直してて「何て素敵なお話なんだろう」と、勝手に涙がポロリしてしまった。これは、何と言うか、小説とか、マンガに描きやすそうだし、時間があれば(多分、今描いてるので手いっぱいだろうけど)何らかの形でリメイクしたいな。

「るりゑ」
元々が短編の小説だったから、ちゃんとオチまで秀逸な歌詞でいつ聴いても素敵だと思うんだ。ただ、「るりゑ」に関しては、メロディーラインが大好きな「黒夢」の「maria」に似ている所が如何ともしがたいな。

「おもちゃはおもちゃ箱へ」
コレとか「恍惚の殺人子宮」みたいなドロドロとアングラ臭漂うポエトリーリーディングは、本当に大好き。なんだけども、「殺人子宮」はいかんせん、アングラを意識しすぎてただのエログロナンセンスに終始してしまっているので、「おもちゃ箱」の方が圧倒的に良いと思う。オレの大好きな「美しい哀愁」を本当にうまく表現できたと思ってるんだぁ。

「『さよなら』とだけつぶやいて意のままにあなたを殺します」
アルバム「影の上のボーニョ」の最後を締めくくったこの曲の歌詞もかなり大好きな感じ。何て言うんだろう・・・こう言う感じのお話しって、後から読み返してみると、「よくこんな話し書けたな・・・でも、こんな感じのはもう2度と書けないんだろうな」とか思ってしまう。でも、実はこのタイプのお話好きだから、同じような話がまた沸々と出てくるんだよね。「遊星屠殺ワンダー」とか「虐殺の恋文」とか「カニバリズム=マゾヒスト」とかも近い感じかな。

「瓶詰めの幼女」
自他共に認める(弟ともども)聴くだけで涙が止まらない曲。コレねェ・・・本当に良いのが出来たと思うんだ。特に「愛があれば歳の差なんて関係ないと人皆口々に言うけれども 幼女に恋する僕の目だけは世間から褄弾かれた」の部分とかは、「天才か!!」って思ってる。

「パラフィリア=グロッサリー」
アルバム「王道軽傷」収録の大曲。収録時間のうちの12分くらいがこの曲と言う事から、すでに気合いの入りようも推して知るべしという感じだけど・・・本当に、良いお話しだと思ってるんだ。まぁ、妄想の病気みたいなネタ自体は、他にも「レイ=プレイ症候群」もあるんだけどね。

 

○曲が好きな部門
「ジャム地獄ジャム」
良い曲が出来る時って、本当に一気に出来るもので、この曲も確か、全部一気に5分くらいで出来たと記憶がある。けど、本当に好き。未だに、チョクチョク弾き語りしてる。人前で演奏する事があったら、まず間違いなくセトリに入れると思う。自信作。(人前で演奏する場合には、歌詞より、曲に自信ある奴で構成しがちになるよね!!)

「ナスルーラのクロスを持つツジノコミチ」
元々馬忠・DA・ムドーの楽曲だったんだけど、あまりにも良い感じに出来過ぎたため、取り合えず、色んな形で編曲して、色んなアルバムにチョコチョコ顔を出しててるどころか、歌詞を付けて「ぬるま湯ガリクソン」にも収録してる。これ以降、似たような曲をいくつか書いてみたけど、結局は、この曲に戻ってくるんだよな。インストとしては、絶対最高傑作と思う。

「子守られの唄」
確か、嫁と結婚するはるか前、デートの待ち合わせ時間に暇で、畦道を散歩してる時に、ふっと降りてきたんだよね。この曲。で、待ち合わせ場所に来た嫁(と言うか、彼女)にいきなり「こんな曲どう思う?」って歌って聞かせた記憶がある。このタイプの出来方した奴は、大抵良い曲になるんだよ。他に「果て。1」とか「アイエルマ」とか「ひとときの暗がり」とかがそうか・・・

「もよもよの風」
オレが(多分)人生において、初めて人の為に書いた曲だと思う。人って言うか、まぁ、嫁ですけどね。歌詞は、まだ付き合ってた当時の青臭い感じが悶々と臭ってきて「うむむむ・・」ってなるんだけど、メロディーラインはかなりお気に入り。ただ、この曲については、色々こっ恥ずかしいので、未だにちゃんとした音源は作って無い。唯一、人前で披露したのは、結婚式の2次会の時だけか・・・多分、今後も披露する事はないと思う。

 

○なんか全体的に好きな曲
「白痴にも書けるラブソング」
娘が産まれる前、お腹の中にいる時に、生まれてくる娘の事を考えながら書いた曲で、お腹にいる時にもしこたま歌って聴かせたし、生まれてからもしょっ中聴かせてた。今では、娘が「自分の歌」として、よく口ずさんでくれてると言うなんか、感慨深い1曲。しかも、当時は特に、何も考えてなかったんだけど、息子が産まれてからよく歌詞とか読み直してみると、息子の事もしっかり歌ってたんだよな。スイッチ入ってる時ってホントよく分からない力が発揮できるんだろうね。

「黄泉」
完成した時、「あ・・・これでオレが音楽として表現したい事は完結したわ」と感じた1曲。実際、これが出来てから2年以上、新しい曲が全く作れなかったしな。歌詞も、メロディーラインも、編曲も全部、未だに、最終到達地だと思ってる。だからこそ、逆に開き直って、今では、表現したい事は表現し終わったから、好き勝手やろうと思っておりますですよ。

「f分の1揺らぎにのせて奏でる発狂者のメロディー」
「黄泉」完成後のブランク明け1発目に作った曲。開き直って好き勝手作った結果、聴いた人に「いつもの志茂田さんの曲」と評価されたので、まぁ、そんなもんなんだろうね。「王道軽傷」の1発目の曲だったので、歌詞にも色々伏線とか張り巡らしたり、構成も凝りに凝ったりと、全体的に作り込んだ結果、相当好きな1曲と相成りました。

「蛇女外道節」
「果て。1」から続く和風ロックの最終到達点だと、個人的に思ってる。これが出来た時に、「もうこの方向性で、どれだけ曲書いても、この曲は超えられないな」と思ったし、今でも、そう思ってる。実に良い曲書くと思うよ。内容も、メロディーラインも、挟まれるアングラ演劇風の語りも全てが。

「惑星ひとりぼっち」
ただただ、大切な1曲。

「砂泥底」
未だに、笑いすぎてリテイクを繰り返した曲は、これ以外にないと思う。なんか分からんけど、面白くてしょうがない曲。未だに、当時の事を思い出して、ニヤニヤしてるよ。「良さ恋祭り」「有江不尾 雄眞のレポート」辺りの馬忠・DA・ムドーは神がかってると思うんだ。これ以外にも「ナスルーラのクロスを持つツジノコミチ」を筆頭に「最後の一匹となったエレメントゥワカの雄たけび」「リュシータ・トゥエル・ウル・ラピュタ」「伊香保温泉殺人事件」「たけき者もついには滅びぬ」「人妻撮りおろし動画」「奈良だった」「「コンゴ民謡 組曲ムベンベ」「ご想像通りうんこか寸止め」などなど・・・きら星のごとく名曲ばっかり・・・

「果て。1」
自他共に認める代表曲にして、最高傑作。初出は「永遠の向こうにある果て」だけれども、それ以降も何度も作り直してるし。これを外して、何を好きと言う。「志茂田さんの曲ってどんな曲?」ともし聴かれる事があった時(そんな時があるかは知らんけど)、迷わず聴聴いてもらう。そんな1曲だと思う。

・・・

・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

って・・・。

うん。コレ切りが無いわ。だって、全部好きなんだもん。

長々とやって、最後の最後で射精出来ずに、精子たまったままムズムズするようなそんな感覚だけど、もうやめる。

でないと、何百曲かある全部のライナーノーツ書かねばならなくなるんだもん。

そして、全曲に(↑)位の思いを書く事が出来る。

思えば遠くに来たもんよ。

160610aaaaaaaa

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