- 2023年11月13日 12:04 CAT :
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あの頃の話を振り返る愚行を犯し続ける別にひとときでもなかった暗がり~その19
昨日、このシリーズを書こうと思ったんだけど、前置きの部分が長くなり過ぎたので「番外編」にして切り分けてしまった。
あと、いい加減、小説をアップするタイミングとこの裏話をするタイミングを近づけたいと思うので、今回は一気に24話、25話の2話分「ホールライブ」の裏話と言う事でまとめます。
書いてるオレが何の話だったっけ?ってなるので、これはあまりにもユーザーフレンドリーではないと思う訳ですよ。
ケセラセラ。
と言う事で、少しでも多くの人を繋ぎ止めたいと言う邪な心意気で今日も今日とて書いていきますよぉ!
その前に一応、リンク張っておこう(↑)。
頑張って書いてるので読んでください。平に!平に!
さてさて。
第24~25話「ホールライブ」。
ちなみに、この25話目の扉絵をタクヤの元ネタになったヤツに見せると、「狂おしいほど似てる!確かにこうやってた」って爆笑してた。
本編だけでなく、扉絵も事実に基づいて描いております。
その内怒られるんじゃないだろうか。
人生において、ここまで大きいステージで、たくさんの人の前に立った経験と言うと、あと数回しかないんじゃないだろうか。
高校生のへっぽこバンドが、普通に売れてるプロの人が地方巡業の時に使うようなホールで、ライブをすると言う事の非現実さよ。
例え30分とは言えですよ。
今考えても、あれは夢だったんじゃないだろうか。と思ってしまう。
それなのに、演劇の方も忙しすぎて、ろくに練習も出来ず、ボーカルにメロディーラインを教えるのは、当日の控室。
今考えると、とんでもない。
こういうのを若気の至りと言うんだろうね。
そんなライブだったんだけども、何と言ってもこのライブで強烈に記憶に残っているのは、2つ。
「ランナウェイ」の演奏中にドラムの奴の足が攣った事と、ボーカルの奴が「wow~wow~」って言いながらお茶を濁したこと。
前者は後から笑い話になり、後者に至っては「そう言う曲」だと認識され「良かったよ」と言われてしまう。
一応変な矜持を持ってたオレとしては、ボーカルが歌わない、演奏もメチャクチャな曲を発表した事について、ライブ中、ライブ終了後には自分の不甲斐なさを含めて本気で落ち込んだ。
それなのに「良かったよ」と言われた時の衝撃はなかなか凄かった。
頭の中には完成形があって、その形に出来るだけ近い状態で発表すべきなのは当たり前。
ただ、あくまでも完成形が頭の中にあるのは当人たちだけで、聴いている人たちからすれば、今演奏されているものが完成形だと思って聞いてる。
あまつさえ、数か月前から伝えていた、こんな規模のホールでのライブ。
まさか、ろくに練習もせずに中途半端なものを演奏するなんて思ってないだろうて。
オリジナル作品を発表することの恐ろしさとありがたさを同時に経験した貴重な体験だったと思う。
とは言え、じゃあこれ以降は、2度と同じ経験をしないように頑張ってきたのかと言えば、そうでもない所が心底クズなんだよな。
そんな人間なんですよ。
オレは。
そして、このバンドは。
ちょっと長くなってしまったので、お礼絵のネタについては、また別の機会にでも。
「堤さやか」への思い入れとか、ビジュアル系バンドについてとかは色々語りたい事多いのでな。
特に最近、好きなアーティストさんの訃報が多すぎるし。
今回はこの辺りで。
また次回に。
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