2024年10月19日 11:11 CAT :
       

キンモクセイの香り漂うの季節

今年も地元のお祭りの季節になった。

キンモクセイの匂いがする時期には、毎年地元のお祭りがある。

お祭りの季節になると、何ともアンニュイな気持ちになる。

お祭り大好きで、特に地元では獅子舞をやっていて、その獅子舞がね、これまた大好きでたまらないんだよ。

ただ、学生時代のオレはもう本当にどうしようもないクソダメダメ野郎で、集団の中に自分を置くことが出来なくて、気が付けばお祭りに参加しなくなって、獅子組とも距離を置くようになってしまった。

それからは、キンモクセイの匂いがすると少し陰鬱な気分になる。

鉦や太鼓の音がすると、心が痛む。

ホントは参加したいけど、今更どのツラ下げて「入れてください」って言うんだ?

みたいなね。

それでも、どうしても見に行きたくて、本番のお宮さんには顔をだしたりする。

そしたら、オレの事を知ってる昔から居る人が「今年は来ないのか?」とか、「今日は法被なしか?」とか声をかけてくれるんだよ。

良い人達がいっぱい居る。ホントに。

今年、オレは地元に自分の家を建てた。

とは言え、実家からはある程度距離があるので、本来、獅子組が回ってくる場所じゃあない。

それでもダメ元くらいの気持ちで「うちにも獅子使いに来てくれませんか?」と言ってみたら、引き受けてくれて、わざわざ車数台で遠征してきてくれた。

その上「自分で使うんだろ?」と、獅子まで振らせてくれた。

うむむむむ・・・

どうしようもなく不義理なオレに対して、こんな優しく接してくれるとは・・・オレはどうすれば良いのやら。

色々思う事はありつつ、今は自己嫌悪を筋肉痛でモヤモヤすることにしておきます。

この獅子はうちの地元の獅子じゃないよ。

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